ケショウザクラ(化粧桜)
オトメザクラ(乙女桜)
サクラソウ
プリムラ(サクラソウ)
Primula malacoides
プリムラ・マラコイデス
Baby primrose , Fairy primrose
中国雲南・四川省原産
多年草
オトメザクラ(乙女桜)
サクラソウ
プリムラ(サクラソウ)
Primula malacoides
プリムラ・マラコイデス
Baby primrose , Fairy primrose
中国雲南・四川省原産
多年草
プリムラ・マラコイデスは、中国雲南・四川省原産の多年草である。
野生種は、高さ20~50㎝に達する多年草で分枝が多い。
葉は長さ6~10㎝の卵形で基部が心臓形となり、長柄を有する。
葉縁は6~8浅裂し、裂片が鋭い歯牙をもつ。葉色は淡緑色である。
葉の表面は平滑で細毛があり、裏面に白粉がある。
花は散形花序に2~6段つく。花色は桃色、淡紫色、
白色などがあり、喉部が黄色である。
苞は短く線状披針形で白粉を帯びる。
本種は、1884年ドゥラヴェー氏により中国雲南省で採取されたもので、
パリのフランシェ氏に送られた。イギリスへは1905年ころ、
フォレスト氏によって種子が送られ、その後、品種改良が進み、
1912年には白色花と八重咲き品種が現れ、1920年~1930年代には、
フランス、ドイツ、アメリカなどで育種が進められ、
花色も豊富になった。日本へは明治末期に渡来した。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]
プリムラ属については、
こちら
を参照のこと。
本種には、次のような園芸品種群がある。
① うぐいすシリーズ
小輪多花性の園芸品種群で耐寒性が強い。
花色は紫桃色、桃紅色、白色がある。
② 富士ざくら
桃色の大輪で波状弁となり、花柄の節間が短い。