









マユミは、日本、朝鮮半島南部、
サハリンの山野に分布する落葉低木ないし小高木である。
雌雄異株である。雌花、雄花とも、
雌しべと雄しべを有しているが機能的に単性花である。
枝は緑色だがときどき黄褐色を帯び、縦に白い線が入る。
葉は長さ6~15㎝で、花は4数性を有し、緑白色で、
前年枝の葉腋に長さ3~6㎝のまばらな集散花序につく。
花糸は葯より長い。開花時期は、5~6月である。
果実は方形で径8~10㎜で淡紅色で晩秋に4深裂し、
橙赤色の仮種皮におおわれた種子を露出する。
果実は昼間開き夜は閉じる。
ニシキギよりも大きくて果実が美しく見ごたえがある。
糸巻きのような形をした果実にはタマテバコ、サルノジュウバコ、
ミコノスズ、イチゴマスなど、形の似た名がつけられている。
三・四枚目(左・左下)は、野の調べさんが、「散策、その2」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 場所を移動すると、赤い外皮が割れその中から
可愛らしい実が成っているのを見つけました。
我が家のベランダにもあるマユミです。
残念ながらまだ一度も花は見れませんが・・・。
弾力があってよくしなうので、この木で弓を作った
のが名前の由来だそうで和紙も作られていたそうです。
花期は晩春~初夏で、秋に赤い果実をつけ、
はじけた中にもまた赤い種が見えています。
そっとまた植えて見たいと思います。』
ニシキギ属は、アジア、アメリカ、ヨーロッパに分布し、
世界に150種、日本に15種ほどある。
ニシキギやマユミなどが庭木、切り枝、盆栽に利用される。
常緑または落葉性で、ふつう高木か低木であるが、ときに蔓性のものがある。
葉は有柄で対生する。花はふつう両性で、腋生の集散花序につく。
花弁、萼裂片、雄しべともに同数で4~5個ある。
盤状に発達した花盤があり、やはり4~5裂する。葯は2または1室である。
子房は上位で3~5室からなり、花盤の下にあって花盤と合生する。
胚珠は各室に2または数個ある。心皮は3~5個あり、ふつう合生するが、
ときにニシキギやリュウキュウマユミに見られるように離生して発達する。
果実は蒴果で、ときに有翼または有刺である。
種子は各室に1~2個あり、着色の仮種皮に包まれる。