マンサクは、日本原産の落葉小高木である。
分布が広範囲で北海道から九州にまでおよび、
気温の適応性は広い。
高さ3~5mの低木または小高木で、
樹勢は強く株立ち状になる。幹は灰色または暗灰色である。
葉は扇状円形である。花は葉に先立って2~3月に咲き、
単生または少数が束生する。
萼片は質がかたく、暗紫色で外面に毛があり内面にはない。
花はしわが寄り、ねじれ、緑黄色である。
雄しべは葯が暗赤褐色で花糸が緑色である。
マンサク属は、北アメリカ東部、アジアに4種が分布し、
そのうちの1種は日本に産する。
耐寒性の強い落葉低木または小高木である。葉は互生し、
円形に近く葉縁が歯状で葉状脈がある。
開花期は早春で芳香があり、円形の房状に多数つく。
花弁、萼片はともに4個である。
花弁は鮮黄色または淡黄白色ときに紅色を帯び、
まれに白色で細長く、しわがありねじれる。
雄しべは4個あり、さらに仮雄ずいが4個ある。
果実は蒴果である。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、 花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]
本属の仲間は、 シナマンサク を掲載している。