トキワアケビ(常盤木通)
アケビ
ストーントニア( ム ベ )
Stauntonia hexaphylla
ストーントニア・ヘクサフィラ
Japanese staunton vine
関東以西、四国、九州、南西諸島、
台湾、中国、朝鮮半島に分布
常緑木本
ムベは、関東以西、四国、九州、南西諸島、
台湾、中国、朝鮮半島に分布する常緑木本である。
葉は濃緑色で革質で、(3)5~7小葉からなる。
小葉は長楕円形、卵形、倒卵形などとなり、
長さ4~10㎝で、幅3~5㎝で全縁である。
小葉の裏面は淡緑色で網状脈がよく目立つ。
花序は3~7花からなり、5月ごろに開花し香りがある。
萼片は微黄色で暗紅紫色の筋が入る。
雌花は径約1.5㎝で、雄花より大きいが花数が少ない。
果実は10月ごろに暗紅紫色に熟し、長さ7~15㎝となる。
果肉は白く、半透明の仮種皮とともに食用となる。
種子は球形で多数あり、径0.5~0.8㎜で黒色で光沢がありかたい。
三枚目(左)は、野の調べさんが、「山の恵み」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 桜の花も終わり、緑の若葉がまぶしい季節となり
ました。山に分け入り、ムベの花に出合えました。』
四枚目(左)も、野の調べさんが、「秋の味覚」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 今日は以前ムベの花を投稿しましたが、そのムベの実が
もうそろそろなってる頃だと思い山に入りました。すると、
アチコチにムベを見つけたのですが、どれも青く熟した
ムベははるかかなた・・・3m先でした。
それで近くを見渡すと、丁度いいものがありました、唐竹
です。唐竹の竹を1.5m位に切り切った竹の先に切り目を
入れ3m先まで竹を延ばし、熟したムベに絡めました。
中々思うようにいかず、それでも頑張ってムベの枝に竹を
刺し込みくるりと回転させて引っ張るととれました。
秋の収穫です。なんと楽しい事!。最高でした。』
五枚目(左)も、野の調べさんが、「花冷え」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 もう4月だというのに花冷えが続いていますね。
さて、ムベの花芽を見つけました。
もうメベの花を観る様になって何年経つでしょう。
もうすぐ白い花が咲きます。』
六枚目(左)も、野の調べさんが、「陽春」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 さて、ムベの花です。
小さな花は、ほんのりと上品な香りを放っていました。
ムベは常緑で、
アケビ
の実が熟すと裂開します
が、ムベの実は熟しても裂開しません。』
ムベ属は、東アジアの暖地、亜熱帯に分布する常緑つる性木本で、
約15種からなる。日本にはムベ1種が自生する。
葉は有柄の掌状複葉で互生し、3~7個の小葉からなる。托葉はない。
花は単性で雌雄同株で、腋生の総状花序につき花弁がない。
萼片は花弁状で3個ずつ内外2輪に配し、外側のほうが幅が広い。
雄花は合着する6個の雄しべと退化雌ずいをもち、
雌花は3個の雌しべと6個の退化雄ずいがある。
果実は液果で裂開しない。種子は半透明の仮種皮をもつ。