一・二枚目(右上・左)は、野の調べさんが、「深緑Ⅱ」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 森の中でヤブレガサの群生見つけました。
暗い森の中に葉を思い切り広げた形のヤブレガサ、
不気味に見えたり、また可愛くも見えました。もうすぐ
花が咲くのでしょうか?。フカフカの落ち葉の絨毯は
柔らかく植物の放ついい香りが漂っていました。』
ヤブレガサは、日本の本州、四国、
九州および朝鮮半島に分布する多年草で、山地の樹陰に生える。
根茎は太くて短く、茎は高さ70~120㎝になる。
葉は径35~40㎝で長柄があり、掌状に深裂する。
初め白絹毛におおわれ、傘を開く感じで葉が展開する。
頭花は円錐花序につき、白色でやや紅色を帯びる。
開花時期は、7~8月である。
春に地中から現れる葉の形がおもしろく、観賞に供される。
若葉はやや苦みがあるが、山菜として食用になる。
和名は「破れ傘」の意味である。
よく似た植物に
モミジガサ がある。
ヤブレガサ属は、東アジアに数種分布し、
日本には3種が自生している。
根茎がやや肥大する多年草である。
根出葉は掌状に深裂し盾着(じゅんちゃく)し、
しばしば白毛がある。茎葉は互生し少数である。
頭花(頭状花序)は散房~円錐状につく。
総苞は円筒状で総苞片は5個で1列にである。
総苞の下に線形の小さな苞が2~3個つく。
小花は筒状花のみで両性であり、舌状花はない。
痩果は円柱状で冠毛がある。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
四枚目(左)も、野の調べさんが、「二度の感動!」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 何処も同じ景色で、異なる物体もなく、きっと無理だろう
と思い迷いながら前出合ったヤブレガサを探しました。
もう奇跡みたい・・・、初めて観るヤブレガサの花、
もう感動しました!。
梅雨が明け、青空が広がり日差しが強く暑い日が続く
中、久しぶりに森を散策しました。
蝉時雨の間を縫って澄んだ空気、緑濃い植物の香り、
森の中を拭きぬける風は涼感たっぷりの散策でした。
一気に疲れがとんでいくような森の恵みを味わい
ました。』
五枚目(左)も、野の調べさんが、「野遊び」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 昨日までの雨が嘘のように今日は青空が広がり
穏やかな絶好の野遊び日和となりました。
春深く、若葉が燃え立つ中、山歩きしてきました。
鳥のさえずり、川のせせらぎのBGMに心はウキウキ
しながらヤブレガサに出合えるかなーって探すと
次から次に発見!。まだ誕生したばかりの葉の開き
きっていない若芽傘を窄めた形で白い毛に包まれ、
なんとも愛嬌のあるかわいい野の花に野遊びの
醍醐味を味わってきました。』
六枚目(左)も、野の調べさんが、「花冷え」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 さて、今日は残念な事がありました。
植え替えをしている途中で、他の鉢の雑草を取り払うと、
なんと”ヤブレガサ”を見つけました。
本当は生まれたてのヤブレガサ、まだ誕生したばかりの
葉の開ききっていない若芽に出合いたかったのです
が、もう何日か経ってます(;_;)。しかし、傘を窄めた形で
白い毛に包まれ、なんとも愛嬌のあるかわいい山野草が
我が家のベランダで春を演出してくれています。』
七枚目(左)も、野の調べさんが、「遂に発見 (@_@;)」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 今日、いつものように水遣りしてました。それで
ヤブレガサの鉢を覗き、どうして一個しかでないの
かしら、まだ2,3個でてもいいのにって思いながら、
鉢の上の部分の土を覗くように少しずつどけていき
ました。わーっ!!♪ ⌒ヽ(*゜O゜)ノ スゴイッ!!! 。
ついにヤブレガサの芽出しに"遭遇"しました。かわいい
ヤブレガサの赤ちゃんが土から出ようとしています。
まだ5mm未満でしょうか、絹糸みたいに光っていて
沢山の白い毛で覆われています。よく観察してみると、
うっすらと緑色の葉がみえます。もう夢中で一人で
悦に入りデジカメでとってみました。
この瞬間に植物の醍醐味を味わい幸せを感じました。』