NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名ユズリハ(譲葉)
園芸(流通)名
別名
科ユズリハ
属(和名属)ダフニフィルム(ユズリハ)
学名Daphniphyllum macropodum
ラテン語読みダフニフィルム・マクロポドゥム
英名Yuzuri-ha
原産・分布地福島以西、四国、九州、
原産・分布地朝鮮半島南部、中国に分布
園芸上分類常緑高木

 ユズリハは、福島以西、四国、九州、朝鮮半島南部、 中国に分布する常緑高木で、高さ5~10mに達する。
 和名のユズリハは「譲葉」で、 新芽が出て旧葉が落下することによる。
 日本における分布はヒメユズリハと同様であるが、 ユズリハは内陸性で、ヒメユズリハは海岸性である。
 雌雄異株である。一般に庭樹として植栽されるが、 葉は正月に飾りとして使う習慣がある。


 枝はまばらに文枝する。葉は枝端に束状に集まり、 長さ15~22㎝で幅4~7㎝で 革質で光沢のある濃緑色を呈し、下面は淡緑色である。
 葉脈が明瞭で、側脈は16~19対ある。 葉柄は長さ3~4㎝でやや紅色を帯びる。
 開花時期は、5~6月である。前年枝に総状花序をつける。
 雄花は萼片を欠くことが多く、 あっても1~2個で小さい。雄しべは6~12個ある。
 雌花の花柱は2~4個で、果実に宿存する。
 果実は秋に黒熟し、長さ8~9㎜となる。


 ユズリハ属は約30種からなる常緑の高木または低木で、 ヒマラヤ、マレーシアから東アジアにかけて分布する。
 葉は単葉で全縁で互生する。雌雄異株まれに同株である。
 花は単花被花で、腋生の総状花序につき、 苞と脱落性の小苞(花柄の基部)がある。
 ふつう雄花は3~6個の花被片と(5~)6~12(~14) 個の雄しべからなるが、花被片が退化してないものがまれにあり、 また花糸を欠くものもまれにある。
 雌花はふつう3~6個の花被片と1個の雌しべからなる。
 子房は上位で、2(まれに3~4)心皮からなり、 2~4個の側生胚珠が上部から下垂してつく。
 また、雌花には退化雄ずい、 雄花には8~10個の仮雄ずいがしばしば見られる。

 果実は石果で、種子には多くの胚珠がある。
 ユズリハ科は、ユズリハ属のみからなる単型属であるが、 広義のトウダイグサ科に含める見解もある。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]

 本属の仲間は、 エゾユズリハ を掲載している。

  1枚目画像撮影日:2003.06.08
2・3枚目画像撮影日:2006.05.25

2015.10.29 First making day [8y/83yu/306500]
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