ルリタマアザミは、東ヨーロッパおよび
西アジア原産の多年草である。
高さ70㎝以上で、茎に粘質の腺毛はなく、
またより小形である。
茎は下部では分枝せず、葉は濃緑色で長楕円形で羽状全裂し、
鋸歯縁で刺をもつ。
葉の上部は無毛かまたはわずかに腺毛があるが、
下面は灰白色の軟毛が密生する。
茎の中ほどからよく分枝し、
それぞれの頂端に径4~5㎝の鮮青色の頭花をつける。
開花時期は、7~8がつである。花壇、切り花、
ドライフラワーなどに利用される。
ヒゴタイ属は、約120種が、おもに地中海沿岸と
西アジアに多く分布する。
日本にはヒゴタイが九州の草原にふつうに見られる。
草丈の高い二年草または多年草で、
ややアザミ属に似て、茎や葉に白色の綿毛を密生する。
葉は互生し、羽状歯牙縁または羽状に全裂し、棘がある。
頭花(頭状花序)は球形で刺毛状の総苞片で保護され、
筒状花は青色で、先端が線状に5深裂する。舌状花はない。
果実は痩果で4稜形~ほぼ円筒状でふつう毛があり、
冠毛は多くの小さな鱗片からなる。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
本属の仲間は、非常によく似た
ヒゴタイ を掲載している。