スズメノケヤリ(雀の毛槍)
カヤツリグサ
エリオフォルム(ワタスゲ)
Eriophorum vaginatum
エリオフォルム・ウァギナツム
Cotton-sedge
北半球北地に分布
多年草
ワタスゲは、北半球の北地に広く分布し、
日本では本州中部以北の高地湿原に自生する多年草である。
株立ちとなって群生し、茎葉の葉身はごく短く、小穂は1個である。
初夏のころ開花したあと、葉は30~50㎝に伸び結果した果穂は球状で、
糸状の花被片が伸びて白い綿毛の玉となり、多数固まって生えると美しい。
二枚目(左)は、こまさんが、『 前回も山行きで写した「ワタスゲ」』 とのコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
一枚目(右上)は、 Junko
さんが、「尾瀬だより」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 法事の帰りに思いがけず行くことが出来ました。
♪~ 夏が来れば思い出す~ はるかな尾瀬
野のこみち~ 水芭蕉の花が咲いている~
コーラスで歌って、随分前から一度は行ってみたい!
と思っていた尾瀬。
簡単に行けない距離の関西に来てしまい以来33年。
今回はラッキーでした。
7月の尾瀬は花盛り。もう一度行ってみたいところです。
画像は左から
トウダイグサ 池塘 ワタスゲ 』
ワタスゲ属は、寒地の湿地に生える多年草で、
北半球の亜寒帯から温帯に約15種があり、日本には3種が自生する。
多数の花被片が、果時に細く扁平な糸状となって綿毛状を呈するので、よく目立つ。
根出葉は細長く、筒状の葉鞘をもち、
茎葉は葉身が退化して葉鞘だけになることがある。
花は両性である。花序は1~数個の小穂からなり、
小穂の鱗片(苞)は多数あってらせん状に並ぶ。
雄しべは3個である。果実は痩果で、
3稜のある倒卵形である。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]