NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名トウダイグサ(燈台草)
園芸(流通)名
別名スズフリバナ(鈴振花)
科トウダイグサ(トウダイグサ亜科)
属(和名属)ユーフォルビア(トウダイグサ)
学名Euphorbia helioscopia
ラテン語読みユーフォルビア・ヘリオスコピア
英名Sun spurge
原産・分布地北半球に分布
園芸上分類多年草


 トウダイグサは、北半球に分布する多年草である。
 和名は、昔油を入れて明かりをともした 灯火の台に似ているところかついた。海にある灯台とは違う。
 日本では本州から沖縄の道端、土手、草地、 河原などに分布している。草丈は20~30㎝である。
 葉は互生し、最上部は輪生する。葉形はへら形の楕円形である。
 花は輪生葉の上の5本の放射状の枝に2~3㎜の小さな杯状花序がつく。
 花色は黄緑色で、花弁は横長楕円形線状体で4個である。
 トウダイグサ属に属する多くの植物は有毒で、 茎や葉を傷つけると白い乳液が出る。

 三枚目(左)は、Junko さんが、「尾瀬だより」とのタイトルで、 次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
 『  法事の帰りに思いがけず行くことが出来ました。
  ♪~夏が来れば思い出す~はるかな尾瀬野のこみち~
  水芭蕉の花が咲いている~
  コーラスで歌って、随分前から一度は行ってみたい!
  と思っていた尾瀬。
  簡単に行けない距離の関西に来てしまい以来33年。
  今回はラッキーでした。7月の尾瀬は花盛り。
  もう一度行ってみたいところです。画像は左から
  トウダイグサ、池塘 、  ワタスゲ  』

 トウダイグサ属の植物は1600~2000種が知られ、全世界に分布している。 なかでも亜熱帯から熱帯にかけて集中して分布している。
 多肉植物として扱われるものを多く含み、 それらは主としてアフリカ大陸一円、マダガスカル島、 アラビア半島、カナリア諸島、一部がインド、スリランカ、 アメリカ大陸に分布している。
 分布範囲の広さに対応して、植物の形態も多様に変化している。 雌雄同株または雌雄異株の草本、低木または高木がある。
 乳管をもち、茎や葉の切り口から乳液を出す。 乳液にはユーフォルビン( euphorbin )と総称されるアルカロイドを含むために、多くは有毒である。
 茎はしばしば刺をもち、多肉質となるものもある。
 葉は互生、対生もしくは輪生で、単葉で有柄または無柄で、 全縁あるいは歯状突起がある。

 葉が未発達なものや欠くものが多肉植物でよく見られる。
 本属は特有な椀状(杯状)花序を形成し、 5個の総苞片が合着した椀状の総苞の中に花を生じる。
 雌雄同株の場合は、椀状花序内の中央に 1個の雌花とそれを取り囲んで多数の雄花がある。
 雌雄異株の場合は、椀状花序内に雌株の場合は雌花1個、 雄株の場合は多数の雄花がある。
 雌花は、基部に柄のある子房と先端で3裂する花柱があり、 さらに上部で3裂する花柱分枝のそれぞれが2裂して柱頭となる。
 萼片と花弁は退化して無花被である。 雄花は無花被でただ1個の雄しべからなる。椀状花序は頂生あるいは腋生する。
 椀状花序には、付属物として1~5個の腺体があり、 種によって腺体の下部にエプロン状(花弁状)の付属体を生じる。
 また、ポインセチアに代表されるように、椀状花序の下に苞があり、 美しく着色するものもある。
 果実は3心皮からなる3室の蒴果で、各室に1個の種子を含む。

 本属の仲間は、  ポインセチア 、  ショウジョウソウ 、  ハツユキソウ 、  ハナキリン 、  ユキハナソウ 、  マハラジャ 、
 ホルトソウ 、  ユーフォルビア・ポリクロマ 、   ユーフォルビア・カラキアス・ウルフェニー  などを掲載している。

1枚目画像撮影日:2007.03.10
2枚目画像撮影日:2004.02.21
3枚目画像投稿日(投稿者):2003.09.07 ( Junko さん)
4枚目画像撮影日:2004.02.21

2015.06.28 First making day [4t/45to/216300]
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