ワレモコウ(吾亦紅)
ワレモコウ(吾木香)
バ ラ ( バ ラ 亜科)
サングイソルバ(ワレモコウ)
Sanguisorba officinalis
サングイソルバ・オッフィキナリス
Great burnet , Burnet bloodwort
日本、朝鮮半島、中国、シベリア、
ヨーロッパの温帯~暖帯に分布
多年草
ワレモコウ(吾木香)
バ ラ ( バ ラ 亜科)
サングイソルバ(ワレモコウ)
Sanguisorba officinalis
サングイソルバ・オッフィキナリス
Great burnet , Burnet bloodwort
日本、朝鮮半島、中国、シベリア、
ヨーロッパの温帯~暖帯に分布
多年草
ワレモコウは、日本、朝鮮半島、中国、シベリア、
ヨーロッパの温帯~暖帯に分布する多年草である。
山野の草原などに自生し、全体には毛はなく、
茎は分枝して高さ30~150㎝になる。
根出葉は5~11個の小葉からなる。
小葉は楕円形または長楕円形で葉縁には鋸歯がある。
花序は楕円形で長さ1~2㎝で、花色は暗紅色である。
雄しべは萼片より短く、ほとんど花外に超出しない。
葯は乾くと暗紫色である。開花時期は、7~10月である。
和名のワレモコウは、「吾亦紅」または「吾木香」
の字があてられているが、名前の由来は明らかでなく、
奈良時代にこの名が現れている。古くから秋草として鑑賞されてきた。
根は「地楡(ちゆ)」とよび、止血、去痰にもちいられる。
若葉はゆでて苦味を除いて食用にする。
野生のものを切り花にすることもあるが、植えることはほとんどない。
ワレモコウ属は、北半球の温帯に約15種が分布し、
日本にはワレモコウなど7種が自生している。
多年草で根茎は肥大し、茎は直立して高く伸びる。
葉は有柄の奇数羽状複葉で互生し、托葉は葉柄に合着する。
小葉は楕円形で葉縁に鋸歯がある。
花は穂状花序に密につき、白または紅色で、小形の苞と小苞がある。
萼片は4個で花弁状で、萼筒は4稜または4翼を有する。花弁はない。
雄しべは4~12個で花後に脱落する。心皮は1個で萼筒に包まれ、
1個の胚珠を含む。
花頭は房状である。果実は痩果である。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]
本属の仲間は、
タカネトウウチソウ を掲載している。