NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名ガジュマル(がじゅまる)
園芸(流通)名
別名
科ク ワ
属(和名属)フィクス(イチジク)
学名Ficus micrcarpa
ラテン語読みフィクス・ミクロカルパ
英名 Unknown
園芸上分類落葉小高木
原産・分布地日本 (種子島、屋久島、琉球諸島)、台湾、中国南部からマレーシア、ミクロネシア、熱帯アジア、
             ニューギニア、オーストラリア北部の熱帯、亜熱帯に分布


 ガジュマルは、アコウ亜属で、日本(種子島、屋久島、 琉球諸島)、台湾、中国南部からマレーシア、ミクロネシア、 熱帯アジア、ニューギニア、オーストラリア北部の熱帯、 亜熱帯に分布している。
 常緑高木で、高さ20mもの大木になるが、初めは他の樹木に寄生し、 成長につれて気根を垂らし、枝葉を茂らして奇主を殺してしまう。 また、ときに気根は地中に入り、支柱根を形成する。
 葉は有柄で、質厚く平滑で、倒卵形から長楕円形で、 長さ5~8㎝で、短鋭尖頭で鈍端、鈍脚、全縁である。
 並行する側脈のうち、最下の1脈が、 葉縁に近い内側を通って、他の側脈と連絡する。
 花嚢(かのう:一般にイチジクの実といわれているもの) は1~2個腋生し、無柄で宿存苞を3個持つ。 花嚢内に虫癭花(むしえいか:虫こぶの花)が混生する。
 果嚢は帯黄色または淡紅色に熟す。
 縁陰樹、あるいは暴風・防潮樹として栽植される。

 ガジュマルの木には、三枚目(左)の札が下がっていた。
 沖縄県の伝承で、ガジュマルの古木には 精霊キジムナーが宿ると言われている。 キジムナーは多くの幸せをもたらすと言われることから、 『多幸の樹』と呼ばれている。
 また、ガジュマルという名は、沖縄の地方名だそうであるが、 由来はわかっていない。

 イチジク属は、両半球の熱帯から 暖帯にわたって広く分布し、約800種がある。
 常緑または落葉の高木または低木で、 ときに着生植物として育つものもある。
 また幹や枝から気根を出しながら分枝開張するものもあり、 ベンガルボダイジュは有名である。
 葉はふつう互生(まれに対生)し、 全縁まれに鋸歯縁または分裂する。
 花は雌雄同株まれに異株で、 花床がくぼんで壺状になった花嚢(かのう)の内部につく。
 花嚢は球形、楕円形、洋ナシ形で肉質で、 基部にしばしば3個の苞がある。
 雌雄異株の場合、雄花は雌花と混生するか、 花嚢の先端の開口部付近に集まる。
 雄花は花被が2~6裂し、雄しべ1~6個ある。 雌花は花被は小形である。いずれも花被は離生または合生する。
 各花の間に苞があるものとないものがある。花後、 花嚢は果嚢となり、多数の痩果を含む。
 本属は、「アコウ亜属」、「ファルマコシケア亜属」、 「シコモルス亜属」、「イチジク亜属」の4亜属に分類される。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]

 本属の仲間は、  イチジク 、  イヌビワ 、  インドボダイジュ 、  ベンガルボダイジュ  などを掲載している。

1~3枚目画像撮影日(場所):2017.10.26 (花フェスタ記念公園[岐阜県可児市])

2017.11.16 First making day [2k/21ka/137300]
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