NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名インドボダイジュ(印度菩提樹)
園芸(流通)名
別名テンジクボダイジュ(天竺菩提樹)
科ク ワ
属(和名属)フィクス(イチジク)
学名Ficus religiosa
ラテン語読みフィクス・レリギオサ
英名Bo tree , Peepul , Sacred fig
原産・分布地インド~東南アジアに分布
園芸上分類落葉高木

 インドボダイジュは、アコウ亜属で、 インドから東南アジアにかけて分布する。
 インドボダイジュは、インドでは ヒンズー教か仏教に捧げる聖樹となっている。
 落葉高木で、高さ20m以上になる。 光沢のある緑色で尾頭の葉は、本属の中では美しい種である。
 葉は卵状円形で光沢のある緑色で、先端が長く尾状をなし、 10㎝くらいの葉柄があって、微風にも葉がゆれる。
 新しい葉は桃色を帯びる。
 果嚢は腋生で双生し、無柄で暗紫色となる。

 イチジク属は、両半球の熱帯から暖帯にわたって広く分布し、 約800種がある。
 常緑または落葉の高木または低木で、 ときに着生植物として育つものもある。
 また幹や枝から気根を出しながら分枝開張するものもあり、 ベンガルボダイジュは有名である。
 葉はふつう互生(まれに対生)し、 全縁まれに鋸歯縁または分裂する。
 花は雌雄同株まれに異株で、 花床がくぼんで壺状になった花嚢(かのう)の内部につく。
 花嚢は球形、楕円形、洋ナシ形で肉質で、 基部にしばしば3個の苞がある。
 雌雄異株の場合、雄花は雌花と混生するか、 花嚢の先端の開口部付近に集まる。
 雄花は花被が2~6裂し、雄しべ1~6個ある。 雌花は花被は小形である。いずれも花被は離生または合生する。
 各花の間に苞があるものとないものがある。花後、 花嚢は果嚢となり、多数の痩果を含む。
 本属は、「アコウ亜属」、「ファルマコシケア亜属」、 「シコモルス亜属」、「イチジク亜属」の4亜属に分類される。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]

 本属の仲間は、  イチジク 、  イヌビワ 、  ガジュマル 、   ベンガルボダイジュ  などを掲載している。

 また、一般に「菩提樹」といわれているのは、シナノキ科、シナノキ属の1種の   ボダイジュ  であり、本種と名前の上で混同される
ことがある。


画像撮影日(場所):2005.10.26(なばなの里[三重県桑名市])

2015.02.06 First making day [1a/12i/114100]
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