NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名(無し)
園芸(流通)名
別名
科キ ク
属(和名属)クリサンテムム( キ ク )
学名Chrysanthemum multicaule
ラテン語読みクリサンテムム・ムルティカウレ
英名( Null )
原産・分布地アルジェリア原産
園芸上分類耐寒性一年草

 本種は、アルジェリア原産で耐寒性の一年草であるが、 寒地では露地で越冬できない。関東では霜よけ下で越冬できる。
 開花にはある程度の低温を好み、高温には弱い。 非常に多くの分枝を出し、多花性があるので花壇用に適している。
 多花性なので最盛期には1株で30花も咲く。
 花は主茎および分枝の先端に単生し、黄色の頭花をつける。 頭花は径2~3㎝と小さいが、数多く咲き続ける。
 日本には1962年に輸入され、各地に見られるようになったが、 和名はまだない。
 開花時期は、秋播きで3~6月、春播きで6~8月である。 寒地では、秋播きで4~7月、春播きで6~9月となる。

 本属の仲間は、  キク 、  イソギク 、  マーガレット 、  ノース・ポール 、  ジャスタ・デージー  や、
 マーガレットの園芸品種の   マーガレット・ピンク・ディライト  などを掲載している。

 キク属は、世界におよそ200種あり、ユーラシア大陸の寒~暖帯に多く、 アフリカや北アメリカにもある。
 多くの園芸植物を含み、薬用にもされている。 一年草または多年草ときに亜低木のものもある。
 葉は互生し、分裂しないものから多く切れ込むものまである。
 花は虫媒で、頭花(頭状花序)は大きいものから小さいものまである。 花色は白、黄、紅であるが青はない。
 頭花は辺花と心花からなり、総苞は半球状で総苞片は多列で、 かわら重ねに状に並び、その縁はしばしば乾膜質である。
 花床は平たいか、突出し、栽培のキクを除けば、一般に付属体はない。
 辺花は雄花で多くは舌状花であるが、ときに舌状に発達しないで管状となり、 先が3裂する。心花は両性で、管状で先が5裂する。
 雄しべは5個あり、花冠は筒部に合生し、葯は合して管状となり、 各葯の基部は鈍形で尾状とならない。
 先には楕円形の付属体がある。雌しべの花柱は、 先がわずかに2分し、その先は切形である。
 子房は下位で、果実は3稜のあるもの、三角形のもの、 円柱のものなどがあり、ときに少し扁平となったものがある。
 まったく冠毛のないものがあるが、種によっては辺花の果実、 または心花の果実、あるいは全部が小冠をつける。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、 花の名前(植村猶行監修:NHK出版)]

画像撮影日(場所):2006.05.14 (名古屋港ワイルドフラワーガーデン・ブルーボネット[愛知県名古屋市])

2015.03.12 First making day [2k/23ku/149100]
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