NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名モクシュンギク(木春菊)
園芸(流通)名
別名マーガレット、キダチカミルレ
科キ ク
属(和名属)クリサンテムム( キ ク )
学名Chrysanthemum frutescens
ラテン語読みクリサンテムム・フルテスケンス
英名Marguerite , Paris daisy
原産・分布地カナリア諸島原産
園芸上分類非耐寒性多年草


 マーガレットは、カナリア諸島原産の多年草であるが、茎の基部が木質化する。 原産地のカナリア諸島では海浜に自生しており耐潮風性があるが、耐寒性がない。
 植物全体が無毛である。草丈は60~100㎝で、立性かやや横張である。
 葉は羽状に深く切れ込み、互生する。
 頭花が葉腋に単生し、多数つく。
 花は白色か淡黄色の辺花と黄色の心花からなる一重咲きである。 開花時期は、春から夏で長い。
 ヨーロッパに1699年に入った。


本属の仲間は、  キク 、  イソギク 、  ノース・ポール
シャスタ・デージー 、   クリサンセマム・ムルチコーレ や、
マーガレットの園芸品種の  マーガレット・ピンク・ディライト
などを掲載している。


 キク属は、世界におよそ200種あり、 ユーラシア大陸の寒~暖帯に多く、アフリカや北アメリカにもある。
 多くの園芸植物を含み、薬用にもされている。
 一年草または多年草ときに亜低木のものもある。
 葉は互生し、分裂しないものから多く切れ込むものまである。
 花は虫媒で、頭花(頭状花序)は大きいものから小さいものまである。 花色は白、黄、紅であるが青はない。
 頭花は辺花と心花からなり、総苞は半球状で総苞片は多列で、 かわら重ねに状に並び、その縁はしばしば乾膜質である。 花床は平たいか、突出し、栽培のキクを除けば、一般に付属体はない。 辺花は雄花で多くは舌状花であるが、ときに舌状に発達しないで管状となり、 先が3裂する。心花は両性で、管状で先が5裂する。
 雄しべは5個あり、花冠は筒部に合生し、葯は合して管状となり、 各葯の基部は鈍形で尾状とならない。
 先には楕円形の付属体がある。雌しべの花柱は、 先がわずかに2分し、その先は切形である。
 子房は下位で、果実は3稜のあるもの、三角形のもの、 円柱のものなどがあり、ときに少し扁平となったものがある。
 まったく冠毛のないものがあるが、種によっては辺花の果実、 または心花の果実、あるいは全部が小冠をつける。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]

 四枚目(左上)は、マーガレットの八重咲き園芸品種で、 ヤエザキマーガレットとよばれており、1912年にイギリスで発売されたものである。

 五枚目(左)も、園芸品種である。マーガレットの基本花色は白色が黄色であり、 五枚目のような花色は園芸品種である。

1枚目画像撮影日:2005.04.02
2枚目画像撮影日:2005.04.24
3枚目画像撮影日:2005.05.10
4枚目画像撮影日:2005.05.15
5枚目画像撮影日:2006.04.23

2015.10.01 First making day [7m/71ma/280100]
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