NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名センニンソウ(仙人草)
園芸(流通)名
別名
科キンポウゲ
属(和名属)クレマティス(センニンソウ)
学名Clematis terniflora
ラテン語読みクレマティス・テルニフロラ
英名Japanese clematis , Virgin's bower
原産・分布地日本、朝鮮半島、中国中南部に分布
園芸上分類蔓性多年草


 センニンソウは、日本、朝鮮半島、中国中南部に分布する蔓性多年草である。
 和名は、実の長くて白い毛を仙人のひげや白髪に見立ててついた。
 全体にボタンヅルに似ているが、小葉の縁が滑らかなことで区別できる。
 花は枝先や葉腋に多数つく。花色は白色である。
 花弁のように見えるのは萼片である。萼片は4枚である。
 花径は2~3㎝である。開花時期は、7~10月である。
 有毒植物であるが、根は漢方で利尿剤や鎮痛剤にされる。

 本属の仲間は、
 クサボタン 、  クレマチス 、  フユザキクレマチス
 ハンショウヅル 、  タカネハンショウヅル
 コバノボタンヅル  などを掲載している。

 三枚目(左)は、野の調べさんが、「センニンソウ」のタイトルで、 次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである
 『 センニンソウです。
  去年見た時は、とても高い木で遠くから写しましたが、
  今日は、低い位置でラッキーでした。細長くのびた葉の
  形がいいですね。目にしみる雪のようです。』

 センニンソウ属は、約250種があり、全世界に分布している。 たいていはつる性、ときに直立性の多年草、半木本または木本である。
 葉は対生するが、若い株では互生するものもある。
 ふつう1~数回3出複葉、または羽状複葉であるが、 単葉のものもある。葉質が草質であるものは欠刻があり、 革質のものは全縁である。
 花は、単一または穂状、円錐状などの有限花序につき、 頂上または腋生である。花は放射相称で、両性または単生である。
 萼片が花弁化する特徴があり、4枚であることが多い。
6枚、8枚のこともあるが、ふつう奇数にはならない。
 蕾のとき、萼片は敷石状に並ぶが、かわら重ね状に並ぶものもある。 平開、または斜上ないし直立して花は杯状ないし鐘状になる。

 花弁はふつうないが、ミヤマハンショウズル節では 雄しべの外側のものが変形してへら形の花弁となる。
 雄しべは多数で、ふつう花柱は花後に伸長する。 果実は痩果で、伸長した花柱にはふつう羽毛状に毛が生える。
 世界中に分布しているが、 暖地に種類が多くいくらかのものは熱帯に進出している。
 花が美しく観賞用に栽培されているものがかなりあり、 多くの園芸品種が作り出されている。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )]

1枚目画像撮影日:2004.09.05
2枚目画像撮影日:2005.09.11
3枚目画像投稿日(投稿者):2004.08.01(野の調べさん)
4枚目画像撮影日(場所):2007.08.24(福地温泉[岐阜県高山市])

2015.05.14 First making day [3s/34se/186700]
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