NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名(無し)
園芸(流通)名
別名
科シュウカイドウ
属(和名属)ベゴニア(シュウカイドウ)
学名Begonia spp.
ラテン語読みベゴニア(属の総称)
英名Begonia
原産・分布地熱帯~亜熱帯に分布
園芸上分類多年草または半低木


 ベゴニア属は、熱帯~亜熱帯にかけて約2000種が分布するといわれる。 多くは多汁質の多年草または半低木である。
 茎は直立あるいはほふくして根茎となるほか、 つる性となるものもあり、塊茎や球根をつくるものもある。
 葉は互生し、ふつう左右非相称形で多様な形態をとり、 有柄で托葉をもつものが多い。
 花は集散花序につき、単性で雌雄同株である。 通常雄花は花弁化した2個の萼片とそれによりやや小さい2個の花弁をもち、 雌花は2個の花弁化した萼片と3個の花弁をもつが、花弁を欠くものもある。
 花色は白、赤、ピンク、オレンジ、まれに黄色がある。
 雄しべは多数で、花糸が分離するか、基部で合着する。
 花柱はふつう3裂し、柱頭が2~3に分かれねじれる。 子房は下位で2~5室からなるが、多くは3室で3個の翼状突起をもつ。
 果実は多くは蒴果であるが、液果もある。 種子は微細で多数あり、胚乳はない。

 非常に多くの園芸品種があり、形態的な変異が大きいので、 ふつう園芸の分野では、茎や根の形状をもとに、木立性ベゴニア、 根茎性ベゴニア、球根性ベゴニアの3グループに大別する。 さらに主要な園芸品種については、交雑親の系統によって分けられている。

 また、本属の中でとくに花が美しく、観賞価値の高いものを 「花ベゴニア」と総称している。この「花ベゴニア」は、 冬咲きベゴニア、エラティオール・ベゴニア、球根ベゴニア、 四季咲きベゴニアなどをさすが、花壇に利用される四季咲きベゴニアを除き、 あとは施設内の栽培により鉢物として生産されている。もちろん、 このほか木立性ベゴニアの中にも観賞価値の高いものがあるが、 園芸的には先の4グループがもっとも発達している。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]

 本属の仲間は、ベゴニアの園芸品種および、   ベゴニア・エラティオール 、 木立性の  キダチベゴニア  とその園芸品種、
 および、  キダチベゴニア・ベノサ 、 観葉ベゴニアの  レックスベゴニア  とその園芸品種などを記載している。

【ベゴニアの園芸分類】
 ① 木立性ベゴニア
   直立茎をもち、地下に塊茎や球根をつくらないタイプのもので、 茎の性状によりさらに、矢竹型、叢生型、多肉茎型、 つる性型の4タイプにわけることもある。
 ② 根茎性ベゴニア
   おもに根茎とよばれるほふく茎をもつタイプのもので、 根茎からさらに細い直立茎を伸ばすものや、 茎が斜上して生育するものを含む。
 ③ 球根性ベゴニア
   地下に塊茎や球根をつくるタイプのもので、茎は直立し、 茎の下部が太くふくらみ多肉茎となるものもある。 夏または冬に地上部が枯れ、休眠するものが多い。

1枚目画像撮影日:2005.07.10
2枚目画像撮影日:2005.11.20
3枚目画像撮影日(場所):2008.06.06 (鶴舞公園[名古屋市昭和区])

2015.09.18 First making day [6h/64he/268400]
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