１枚目（右上）は、2023年 右近の Bestshot である。
　右近の最大の特徴である花弁の色が淡黄緑色の様子が良く わかり、その花弁は開き始めから緑色をしていることがわかる、 このツーショットの一枚を2023年の Bestshot とした。

　2022年は桜を写していないため、 Bestshot はありません。

　２枚目（左）は、2021年 右近の Bestshot である。
　右近の特徴である花の色が変わっていく途中の１枚である。
　黄緑色だった花弁は淡灰色に変わり、紅色の筋が入り、 花の中心は濃紅色に変わった花姿はまた別の顔へと変化したところである。
　更に、この後も益々赤みが増していくが、花弁が枯れ始め少し醜くなるため、 この時点の姿が見た目にもいいので、この一枚を2021年の Bestshot とした。

　３枚目（左）は、2020年 右近の Bestshot である。
　花弁の縁が少しだけ紅茶色がかった黄緑色の花弁は、 一見とても桜とは思えない花姿である。
　青空とのコントラストがとても奇麗な、 この一枚を2020年の Bestshot とした。

　４枚目（左）は、2019年 右近の Bestshot である。
　花弁を逆光で見ると網目状の模様が有ることがよくわかる この一枚を Bestshot とした。

　５枚目（左）は、2018年 右近の Bestshot である。

　６枚目（左）は、2023年４月13日の右近であり、満開状態の 一枚である。(満開画像を2018年から2023年に入れ替えた)
　右近は植栽７年目を迎えた若木であるが、満開時期には花 の数も増え賑やかさを増してきたが、この頃には若葉が完全に 開いており、花の色も葉の色と似ているため、近くで見ないと 桜の良さがわからない。
　右近の開花期間は、２週間程度と普通であり、見頃は１週間 程度であり、花見は染井吉野と同じ程度の期間楽しめる。

　なお、植栽して７年目の右近はこんな樹形である。
　皆さんはもっとこんもりとした桜の木を想像されたのではない かと思いますが、あと５～６年もすれば立派な樹形に成長し、 見ごたえのある桜並木の一員となると思われる。

　７枚目（左）は、2018年４月18日現在の右近であり、 花も終盤になるとこのように全体が赤みを帯び、 花弁の中心には赤い筋が入るのが、 右近の特徴である。

　私の図鑑では、鬱金は、花弁は30枚内外で、 雌しべは雄しべと同長であるとなっているが、 ここに掲載の右近は、花弁が５～10枚程度で、 雌しべが雄しべに比べ著しく長い。
　以上のことから、今まで鬱金と右近は同じ品種で、 どちらかが別名として扱ってきたが、 双方は異なる品種の可能性もあるが、 私の知識では判断が難しく、 今後の検討項目でもある。

　８枚目（左）は、2018年４月７日に開花したばかりの 右近であり、淡黄緑色で、外花弁は淡紅色を帯びる。
　八重咲きで、花径が3.5～4.0㎝（実測）の大輪で、 花弁は５～10枚程度である。
　右近は、花弁の色が淡黄緑色で、非常に珍しい花色であり、 とても見ごたえがある。
　なお、右近の開花時期は一般的には４月中～下旬であるが、 ３月下旬の気温がかなり高かったため、 かなり早めの開花となった。

　サクラの中で黄緑色で八重の花を咲かせる品種は珍しい品種である。
　黄・緑色系の花を咲かせる品種としては、 　ギョイコウ 、 　スマウラフゲンゾウ 　　などを掲載している。

　９枚目（左）は、2018年４月１日現在の右近の 花芽で、 右近の開花時期は４月中～下旬であるが、11枚目（左上十） の冬芽から「つぼみ」が２～３個出てきた状態である。
　この状態から開花まで、数日～一週間程度と思われる。
　（予想通り６日後に開花した）

　10枚目（左）は、2018年３月28日現在の右近の若葉で、 11枚目（左下）の冬芽（ 葉芽）はこのように葉になり、 若木のため花が咲かず、葉桜になってしまうのかと、 チョッと心配であったが、９枚目（左上）の時点で つぼみが確認でき、一安心である。

　サクラ属については、 サクラ 　　を参照のこと。
　撮影地の新舞子マリンパークの品種別桜並木配置図は、
新舞子マリンパーク桜並木配置図　を見て下さい。なお、
同配置図が文字ズレで見にくい場合は PDF版で見て下さい。PDF版は５ページに分割されているため、 スクロールして見る必要があり、ちょっと手間ですがご容赦下さい。

　また、新舞子マリンパーク桜開花時期実績については、
　2018年実績（Darkblue ver.) 、 2018年実績（従来版) 、
　2019年実績（Darkblue ver.) 、 2019年実績（従来版) 、
　2021年実績（Darkblue ver.)　を見て下さい。

　11枚目（左）は、2018年３月24日現在の右近の 冬芽で、 右近の開花時期は４月中～下旬であるが、 12枚目（左下）に比べ、冬芽の膨らみが一段と増し、 冬芽の先端に淡緑色がはっきり見える状態である。

　12枚目（左）は、2018年３月11日現在の右近の冬芽で、 右近の開花時期は４月中～下旬であるが、 13枚目（左下）に比べ、冬芽が膨らみ始め、 先端に淡緑色が見え始めた状態である。

　13枚目（左）は、2018年２月20日現在の右近の冬芽で、 右近の開花時期は４月中～下旬であり、 まだ全く堅い状態である。

　

　14枚目（左）は、2019年4月11日の右近の萼と萼筒および　 花柄である。
　萼は５枚で、全縁で小判形である。
　萼筒は短筒形で、萼および萼筒とも色は緑がかった暗紅色である。
　花柄の長さは約３cmとやや長めで細く、色は緑がかった暗紅色である。
　花が八重であり、花柄も細いため、花は下垂して咲く。

　15枚目（左）は、2021年４月15日の結実したばかりの右近の 実で、先端が萎れた雌しべの根元に黄色くて非常に小さな実 ができたところである。
　右近は、一般的には八重のため結実しないとされているが、 ここに記載の右近は花は半八重であるため、結実したのでは ないかと考えている。
　それにしても初めて見る右近の実であり、この先の成長が楽 しみである。

　16枚目（左）は、2021年４月19日の右近の結実して間がない 実で、15枚目（左上）から４日後の姿で、長さは 3.5 ㎜で径は ２㎜ほどで萼筒より細い。色は濃緑色で釣鐘形である。

　17枚目（左）は、2021年４月30日の右近の実で、14枚目から 半月ほど経過した姿で、長さが 5.6 ㎜と１週間前の約２倍ほど までに成長している。
　実は非常に小さいが、もうすでに赤く熟した状態である。
　このように小さい状態で熟した様子を呈する実は、この後まも なく落果してしまう。
　同じような実は、 「 ギョイコウ 」　、 「 ナラノヤエザクラ 」　、　 「 マメ 」、 などを掲載している。

　18枚目（左）は、2018年６月２日現在の右近の葉である。
　葉は、広倒卵形で、葉身 14㎝、幅 ６㎝（実測）と大形で、
葉先が長く、とがっているのが特徴である。
　葉は重鋸歯縁と単鋸歯縁が混じり鋸歯の先は針状にとがる。

　19枚目（左）は、2018年６月２日 現在の右近の若葉で、
黄緑がかった茶色である。
　葉柄は帯紅紫色で上方に１対の淡紅色の蜜腺がある。
　葉柄の基部には、切れ込みの深い離生托葉がある。

　　１枚目画像撮影日：2021.04.12
　　２枚目画像撮影日：2021.04.12
　　３枚目画像撮影日：2020.04.19
　　４枚目画像撮影日：2019.04.11
　　５枚目画像撮影日：2018.04.10
　　６枚目画像撮影日：2023.04.13
　　７枚目画像撮影日：2018.04.18
　　８枚目画像撮影日：2018.04.08
　　９枚目画像撮影日：2018.04.01
　　10枚目画像撮影日：2018.03.28
　　11枚目画像撮影日：2018.03.24
　　12枚目画像撮影日：2018.03.11
　　13枚目画像撮影日：2018.02.20
　　14枚目画像撮影日：2019.04.11
　　15枚目画像撮影日：2021.04.15
　　16枚目画像撮影日：2021.04.19
　　17枚目画像撮影日：2021.04.26
18～20枚目画像撮影日：2018.06.02
（１～20枚目撮影場所は、新舞子マリンパーク[愛知県知多市])

　20枚目（左）は、2018年６月２日 現在の右近の樹形である。
　植栽２年目の右近は、樹高 2.3ｍ（実測）である。