NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名アセビ(馬酔木)
園芸(流通)名
別名
科ツツジ
属(和名属)ピエリス(アセビ)
学名Pieris japonica
ラテン語読みピエリス・ヤポニカ
英名Lily-of-the-valley bush
原産・分布地日本の山地に自生
園芸上分類常緑低木


 アセビは、日本の山地に自生する高さ1~3mになる常緑低木である。 広く庭木として用いられ、生垣にもされる。
 葉は倒卵状披針形で光沢があり、長さ3~5㎝で微鋸歯がつく。
 花は白色で長さ7㎜で、頂生の円錐花序について下垂し、3~4月に開花する。
 アセビは、有毒植物で、有毒成分はアセポトキシンおよび配糖体のアセボチンである。
 牛馬がアセビの茎葉を食べると、これらの有毒成分で中毒を起こして酔ったようになるので、 「馬酔木」の名が出てきたと言われているが、実際には牛馬はアセビは食べないそうである。

 アセビ属は、常緑の低木または小高木で、北アメリカ、東アジア、ヒマラヤに10種が分布している。
 葉は単葉でたいてい互生し革質で、鋸歯縁か全縁で葉柄は短い。
 花は壺形で、頂生の円錐花序か腋生の総状花序につく。花冠は白色で、先端は5浅裂する。
 苞は単生で、萼は5裂する。雄しべは10個あり、葯の背面に2個の曲がった芒(のぎ)状突起がある。
 子房は上位で5室で、果実は蒴果である。庭木として用いられることが多い。
[ 引用 : 園芸植物大事典 (塚本洋太郎総監修:小学館発行)、 花の名前(植村猶行監修:NHK出版)]

 本属の仲間は、  アケボノアセビ 、  リュウキュウアセビ  を掲載している。
 また、属は異なるが、同じツツジ科のエンキアンツス属(和名属:ドウダンツツジ属)の  ドウダンツツジ や ライアニア属
(和名属:ネジキ属)の  ネジキ  の花がアセビの花と酷似しており、この独特の花姿は一度見たら忘れられない花である。

1枚目画像撮影日(場所):2006.03.21(佐布里緑と花のふれあい公園(梅っ花そうり)[愛知県知多市])
2枚目画像撮影日:2007.03.10

2015.02.05 First making day [1a/11a/103500]
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