アマルクリナム
ヒガンバナ
アマルクリヌム(人工属)
× Amarcrinum howardii(アメリカ作出)
(交雑) アマルクリヌム・ハワーディー
× Amarcrinum corsii(イタリア作出)
(交雑) アマルクリヌム・コルッシ
(Unknown)
カルフォルニアとイタリアで
同時に作出された属間雑種
多年草(球根)
一般に「アマクリナム」と呼ばれている植物は、アマルクリヌム属に属する園芸品種の総称である。
アマルクリヌム属は、アマリリス[Amaryllis]
とクリヌム[Crinum] との交雑により作出された人工属である。
アマルクリヌム・ハワーディー(アマルクリヌム・コルッシ)は、
アマリリス・ベラドンナ
[Amaryllis belladonna] を母方にし、
クリナム・ムーレイ[Crinum moorei] を父方にした属間雑種である。
本種の作出は1921年にイタリアとカルフォルニアで同時に行われ、
アメリカで育成されたものに × Amarcrinum howardii、
イタリアで育成されたものに × Amarcrinum corsii
の名前がつけられた。
鱗茎と葉はクリヌム[Crinum]、
花はアマリリス[Amaryllis] に似るが、花筒部は狭くカーブする。
鱗茎は径10㎝で長い首を持つ。葉は幅5~8㎝で広く、60~70㎝に伸長する。
クリヌム[Crinum] と同様に常緑性である。
晩夏または秋に高さ60~90㎝の花茎の頂端に8~12花を散形状につける。
花は径7~10㎝で、多くは淡い淡紅色であるが白色のものもある。芳香を放つ。
[ 引用 : 園芸植物大事典 (塚本洋太郎総監修:小学館発行)、
花の名前(植村猶行監修:NHK出版)]
画像は(右上)は、みずがめ座さんが、『ご無沙汰ばかりで・・・』のタイトルで、
次のコメントを付けて、私に送ってくれたものです。
『秋の花、萩が咲き誇っています。夏のバラは小さいです。
秋バラを咲かすため今日剪定をしました。3枚目はアマクリナムです。』
私の知識では、アマクリナムとクリヌム属の
クリナム・パウエリー
の花が非常によく似ており、花を見ただけでは区別ができない可能性があると思っている。