モミジ(紅葉)、タカオカエデ(高尾楓・高雄楓)
カエデ ➡ ムクロジに変更( APG Ⅱ)
アケル(カエデ)
Acer palmatum
アケル・パルマツム
Japanese maple
本州の福島県以西~九州、
済州島~朝鮮半島南部、中国東部に分布
落葉高木
イロハモミジは、本州の福島県以西から九州にかけて、
済州島から朝鮮半島南部を経て中国東部に分布する。
落葉高木で樹高は10~15mに達する。枝は細く横に張りやすい。
葉は円形で長さ3~7㎝で、5~7裂片に深~中裂し、
葉縁に不整の鋭鋸歯をもつ。幼時の若葉に毛の多いものと無毛のものがる。
本属の中では、園芸品種としてもっとも中心になる種である。
秋に美しく紅葉するが、園芸品種は必ずしもそうではなく、観賞期はむしろ春である。
カエデ属は、主として北半球の温帯に分布して約150種がある。
ことに東アジアが中心で、日本に約20種、中国に約30種を数え、
北アメリカ、ヨーロッパ、北アフリカにおよぶ。
ほとんどが落葉高木でまれに常緑性のものがある。
葉は対生する。雌雄同株またときに異株である。
花は小さく放射相称で5数性まれに4数性で、総状、円錐、散房の花序につく。
雄しべは4~10個あるが、ふつう8個が多い。
果実は1対の分離翼果になる。種間、種内の変異が大きい。
園芸品種が多く、とくに日本産の種に属するものが多い。
現在、日本および中国原産種の園芸品種は、確認されているもので約200種、
異名同種も含めれば文献的には約400種におよぶ。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
三・四枚目(左上・左)は、みずがめ座さんが、「もう師走になりました」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 先日平林寺(新座市)の紅葉を見に行ってきました。
数年前にも行ったのですが、ちょうど天皇陛下がお
見えになる日と重なり見ることができなかったので
リベンジです。
平日でしたが大勢の人でにぎわっていました。 』
五枚目(左)は、野の調べさんが、「小さい発見」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 珍しいもみじの葉を、何となく、見上げると赤い物が目に
入りました。よ~く観察すると、もみじの花でした。
もみじに花が咲くなんて・・・。
夏にはプロペラみたいな種が見つかるかもしれません。
楽しみです。』
ということで、送ってくれた花が実を結んだのが、
2ヶ月後に写した次の六枚目の画像である。
六枚目(左)も、野の調べさんが、「モミジの種?」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 もみじの花が終わり、今度はプロペラのような真っ赤な
種がついていました。まだ熟してないので実というので
しょうか? 時期がくるとクルクルと回りながら
風にのって地面に落ちていくのでしょうね。』
みずがめ座さん、野の調べさんともに、「モミジ」で投稿してくれましたが、 葉の形状からイロハモミジと思われるため、ここに掲載した。
私もモミジは紅葉の方ばかりに目がいってしまって、花をあまり意識したことがなかったが、
七枚目(左)は、初めて見たモミジの花である。
本属の仲間は、
ハナノキ 、
ネグンドカエデ・フラミンゴ
を掲載している。
【追記】
カエデ科は、 APG Ⅱ
でムクロジ科(ムクロジ目)に統合された。
これによりカエデ科は、 APG
分類体系では使われない科となった。