イチヤクソウ(一薬草)
イチヤクソウ ➡ ツツジに変更(APGⅡ)
ピロラ(イチヤクソウ)
Pyrola japonica
ピロラ・ヤポニカ
(Unknown)
常緑多年草
イチヤクソウ ➡ ツツジに変更(APGⅡ)
ピロラ(イチヤクソウ)
Pyrola japonica
ピロラ・ヤポニカ
(Unknown)
常緑多年草
日本全土、朝鮮半島、中国北東部、台湾に分布
イチヤクソウは、日本全土および朝鮮半島、
中国北東部、台湾に分布し、山地の樹陰に生える。
高さ15~30㎝で、ほふく枝を出す。根出葉は数個つき、
長い葉柄があり、楕円形で表面はやや革質で光沢がある。
苞は漸尖頭である。花は白色で、
総状に5~12個を下向きにつける。花の直径は1.5㎝である。
萼片は披針形~狭卵形で長さは幅の2~3倍ある。花柱は湾曲する。
イチヤクソウ属は、北半球温帯に約200種が分布し、
日本には7種が自生する。
小形の常緑多年草で、ほふく枝を出す。
葉は単葉で通常ロゼット状につく。
花は総状につき、点頭する。花茎には苞がある。
花色は白、淡黄または紅色である。
萼片は5個で宿存し、花弁5個は平開せず、
花後脱落する。
雄しべは10個で、子房は5室、花柱は細長く、
真っ直ぐかあるいは湾曲し、柱頭は小さく5裂する。
果実は蒴果で5裂し、多くの種子を含む。
山地の樹陰に生えるものが多く、山草として栽培される。
また民間薬として植物体のしぼり汁を切り傷や虫さされに用い、
全草を煎じて脚気の薬とする。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
【追記】
イチヤクソウ科は、APGⅡにより、
シャクジョウソウ科とともにシャクジョウソウ亜科として
ツツジ科に包含された。
これによりイチヤクソウ科は、 APG
分類体系では使われない科となった。
なお、ツツジ科の植物は、ほとんどが樹木であるが、
シャクジョウソウ亜科だけが草本である。