シバアジサイ(芝紫陽花)
アジサイ
ヒドランゲア(アジサイ)
Hydrangea hirta
ヒドランゲア・ヒルタ
( Null )
関東以西の本州、四国、九州に分布
落葉小低木
一・二枚目(右上・左) は、 Junko
さんが、次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
【一枚目】
『 先日琵琶湖の周りをうろうろした時に私も撮りました。
コアジサイです。』
【二枚目】
『 今日はちょっと地味ですが山で健気にひっそり咲いて
いました。「コアジサイ」をお届けにあがりました。
もう一つは「イワナンテン」ちょっと思っていた花ではなく
アレ! と。でも調べたら間違いなく
イワナンテン
でした。小さくって鈴なりで比良山で咲いていましたよ。』
三枚目(左) は、広島県人さんが、「野の花」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 最近、野の花の人脈も出来、「○○が咲いています
よ。」とお知らせが届くようになりました。今日も
ナツツバキの写真を撮りませんかとお電話をいただき
ました。ササユリはなかなか見つけられませんが、
田舎の家の裏山は結構咲いていたのです。自然の中に
まだ咲いているのを確認し安心しましたよ。
お届けは、 ササユリ 、
ハンショウズル 、
コアジサイです。』
コアジサイは、関東以西の本州、四国、九州に分布する。
落葉の小低木で高さ1m内外で、若い枝は紫褐色を帯びる。
花序に装飾花がないのが本種の特徴である。
両性花の花弁は淡碧色で盛夏のころには反り返り、晩秋まで残る。
白花品種があり、シロバナコアジサイ [
f. albiflora ](f.アルビフロラ) という。
お二人から送ってもらった「コアジサイ」は、
二枚目は明らかに淡碧色であるが、
一・三枚目は色合いが淡碧色のような白色のような、
微妙な色合いであり、シロバナコアジサイの可能性も捨てきれない。
本属の仲間は、
アジサイ 、
ガクアジサイ 、
カシワバアジサイ 、
ツルアジサイ 、
ヤクシマアジサイ 、
コガクウツギ 、
ノリウツギ 、
ヤマアジサイ
などを掲載している。
アジサイ属は、世界に四十数種あり、東アジア、
北アメリカ東南部~南アメリカ中部にいたる広い地域に分布している。
本属の植物は低木またはつる性で、
有柄で托葉のない葉を対生(まれに3輪生)する。
花序は複集散状または密錘状で卵形または披針形の苞葉がある。
花は放射相称で、両性花のほかに捻性の低い装飾花を有する種が多い。
装飾花の花弁様の部分は萼片が変化したものである。
両性花の萼は子房と癒着した萼筒と萼裂片に分かれる。
花弁は小さく萼筒の上縁につき、一般に早落性の傾向がある。
子房は下位または中位で熟して蒴果となり
離生した花柱間で心皮の縫合線に沿って裂ける。
種子は小さく長さ1㎜前後である。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
【追記】
アジサイ属は、新エングラー体系ではユキノシタ科
(バラ目)に入れられていたが、クロンキスト体系では、
単独のアジサイ科(バラ目)としてユキノシタ科から分離された。
最近の APG の見解では、
ユキノシタ科とは縁遠いことが明らかになり、
ユキノシタ科が入っているバラ目からミズキ目に変更された。