エビスグサは一年草の草本で高さ0.5~1.5mになる。
短い花序を腋生し、黄色の花を1~2個つけ、
花弁は長さ1.3㎝で倒卵形~円形をしている。
豆果は細い円柱形で長さ10~18㎝で20~50個の種子がある。
江戸時代に中国より渡来し、種子を炒ったものを
「ハブ茶」と称し、強壮利尿剤として飲用する。
【参考】
「ハブ茶」は、昔はマメ科、ジャケツイバラ亜科、
センナ属の一年草のハブソウ[波布草:
Senna occidentalis]
(アメリカ合衆国南部から熱帯アメリカ原産で、
日本には江戸時代に毒虫や毒蛇、
とくにハブに咬まれたときの民間薬として導入されたために、
この名前がある。現在、南西諸島や小笠原諸島では帰化植物となっている)
を炒ったものを使っていたが、
現在はエビスグサが使われている。(ウィキペディアより引用)
カワラケツメイ属は、熱帯を中心に500種以上が分布し、
日本には1種1変種を産する。
木本または草本で、葉は対生またはらせん状につき、
偶数羽状複葉で托葉がある。葉柄か葉軸に腺があるかまたはない。
頂生または腋生の総状花序か円錐花序に2個以上の花をつける。
苞および小苞があり、萼は5深裂する。
花弁は5枚で、多くは黄色であるが帯赤色や白色もある。
雄しべは多くは10個であるが、それ以外のものもあり、
そのうち3~4個が不稔性となるものが多い。
葯は開口するかまたは短く縦裂する。
子房は無柄または有柄である。
豆果は円柱形または扁平で、中に4個以上の種子があり、
種子の間には偽隔壁がある。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
本属の仲間は、
カッシア 、
コヤシセンナ
を掲載している。