カワラケツメイ属は、熱帯を中心に500種以上が分布し、
日本には1種1変種を産する。
木本または草本で、葉は対生またはらせん状につき、
偶数羽状複葉で托葉がある。葉柄か葉軸に腺があるかまたはない。
頂生または腋生の総状花序か円錐花序に2個以上の花をつける。
苞および小苞があり、萼は5深裂する。
花弁は5枚で、多くは黄色であるが帯赤色や白色もある。
雄しべは多くは10個であるが、それ以外のものもあり、
そのうち3~4個が不稔性となるものが多い。
葯は開口するかまたは短く縦裂する。子房は無柄または有柄である。
豆果は円柱形または扁平で、中に4個以上の種子があり、
種子の間には偽隔壁がある。
画像の花弁は黄色であり、カッシア属で黄色の花をつけるものは、
数種あり種を特定することは難しい。
マメ科は、キク科、ラン科に次いで顕花植物中3番目に大きな科で、
全世界に分布しており、その数は約650属、約18000種がある。
そのため、ジャケツイバラ亜科、ネムノキ亜科、
ソラマメ亜科またはマメ亜科の3つの亜科に分かれている。
しかし、これらの3亜科をそれぞれ独立した科とする説もある。
ここでは、私の図鑑に基づき、3亜科をまとめてマメ科とする分類を用いている。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
本属の仲間は、
エビスグサ 、
コヤシセンナ
を掲載している。