NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)
園芸(流通)名
別名
科ゴマノハグサ ➡ オオバコに変更(APGⅡ)
属(和名属)ウェロニカ(クワガタソウ)
学名Veronica persica
ラテン語読みウェロニカ・ペルシカ
英名Persian speedwell , Bird's-eye
原産・分布地ヨーロッパ原産
園芸上分類越年草

 オオイヌノフグリは、ヨーロッパ原産の帰化植物で、 道端や空き地に普通に咲いている。
 開花時期は、2~6月で花色は青色です。 花径は約1㎝で茎は長さ20~30㎝で地を這い先端だけが起き上がる。
 それにしても、こんなに可愛い花の名前が オオイヌノフグリとはなんとも面白い名前である。

 二枚目(左)は、広島県人さんが、「春の草」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
 『 今日は暖かいのでカメラを持って愛犬と散歩に
  出ました。先週が暖かかったので道端にかわいい花が
  咲き始めましたよ。』

 クワガタソウ属は、北半球に広く分布し、約300種がある。
 一年草、越年草または多年草で、海岸から高山まで生えており、 日本では自生種のクワガタソウや、 帰化植物のオオイヌノフグリなど約20種が見られる。 茎は、細く分枝して直立するか地をはうものが多い。 葉は単葉で、鋸歯縁まれに全縁で、 ふつうは対生するが、互生することもある。
 花は腋生か頂生で、多くは単生するかまばらな総状花序につく。 萼は4深裂で、花冠も4裂し、裂片は広く開出するが、 上側の1裂片が大きくなる傾向がある。 雄しべ2個はふつう花冠と同じ長さである。 花柱は細く、柱頭は頭状である。
 果実は蒴果で、多くは扁平で先に明らかなへこみがある。


 本属の多年草の中で、ツクシトラノオなどのように、 太く直立する茎の先に密な花序をつけ、明らかな花筒とより長い雄しべをもち、
蒴果が扁平とならないものを、ルリトラノオ属 [ Pseudolysimachion ] として分ける見解もある。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]

 私も、オオイヌノフグリとルリトラノオの花は、 とても同じ属とは思えないほど違いがあり、 分けたほうがわかりやすいと思っている。
 しかし、ここでは私の図鑑に基づき両方ともウェロニカ属 (クワガタソウ属)とした。

 本属の仲間は、よく似た  ベロニカ・ベドゥンクラリス  や、
 まったく同じ属とは思えない  ヒメルリトラノオ 、  ベロニカ・オルナタ 、
 園芸品種の  ベロニカ・マンハッタン・ブルー  などを掲載している。

【追記】
 クワガタソウ属は、APGⅡで ゴマノハグサ科から分離し、シソ目のオオバコ科に変更となった。


1枚目画像撮影日:2006.04.09
2枚目画像投稿日(投稿者):2009.02.11(広島県人さん)
3枚目画像撮影日:2004.03.28

2015.02.08 First making day [1a/15o/122400]
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