ゴマノハグサ ➡ オオバコに変更(APGⅡ)
ウェロニカ(クワガタソウ)
Veronica persica
ウェロニカ・ペルシカ
Persian speedwell , Bird's-eye
ヨーロッパ原産
越年草
オオイヌノフグリは、ヨーロッパ原産の帰化植物で、
道端や空き地に普通に咲いている。
開花時期は、2~6月で花色は青色です。
花径は約1㎝で茎は長さ20~30㎝で地を這い先端だけが起き上がる。
それにしても、こんなに可愛い花の名前が
オオイヌノフグリとはなんとも面白い名前である。
二枚目(左)は、広島県人さんが、「春の草」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 今日は暖かいのでカメラを持って愛犬と散歩に
出ました。先週が暖かかったので道端にかわいい花が
咲き始めましたよ。』
クワガタソウ属は、北半球に広く分布し、約300種がある。
一年草、越年草または多年草で、海岸から高山まで生えており、
日本では自生種のクワガタソウや、
帰化植物のオオイヌノフグリなど約20種が見られる。
茎は、細く分枝して直立するか地をはうものが多い。
葉は単葉で、鋸歯縁まれに全縁で、
ふつうは対生するが、互生することもある。
花は腋生か頂生で、多くは単生するかまばらな総状花序につく。
萼は4深裂で、花冠も4裂し、裂片は広く開出するが、
上側の1裂片が大きくなる傾向がある。
雄しべ2個はふつう花冠と同じ長さである。
花柱は細く、柱頭は頭状である。
果実は蒴果で、多くは扁平で先に明らかなへこみがある。
本属の多年草の中で、ツクシトラノオなどのように、
太く直立する茎の先に密な花序をつけ、明らかな花筒とより長い雄しべをもち、
蒴果が扁平とならないものを、ルリトラノオ属
[ Pseudolysimachion ]
として分ける見解もある。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
私も、オオイヌノフグリとルリトラノオの花は、
とても同じ属とは思えないほど違いがあり、
分けたほうがわかりやすいと思っている。
しかし、ここでは私の図鑑に基づき両方ともウェロニカ属
(クワガタソウ属)とした。
本属の仲間は、よく似た
ベロニカ・ベドゥンクラリス や、
まったく同じ属とは思えない
ヒメルリトラノオ 、
ベロニカ・オルナタ 、
園芸品種の
ベロニカ・マンハッタン・ブルー などを掲載している。
【追記】
クワガタソウ属は、APGⅡで
ゴマノハグサ科から分離し、シソ目のオオバコ科に変更となった。