オカレンコン(陸蓮根)、
アメリカネリ(アメリカ粘材)
アオイ
アベルモスクス(トロロアオイ)
Abelmoschus esculentus
アベルモスクス・エスクレンツス
Okra , Gobo , Gombo ,
Gumbo , Lady's-finger
アフリカ東北部原産
熱帯多年草(日本一年草)
オクラは、トロロアオイ属の1種で果実を食用とするために栽培されている。 原産地はアフリカ東北部で、オクラという名前も現地語からきている。 日本への渡来は江戸時代末期で、1965年ごろより栽培が増え、 年間1万t以上が生産されている。
二枚目(左)は、みずがめ座さんが家庭菜園で育てている
オクラの花を、私に送ってくれたものである。
自分で作った家庭菜園の野菜の味は格別である。
本種は、熱帯では多年草で高さ5~6mになるものがあるが、
日本では一年草で高さ1.5~2mになる。
茎は直立し、3~4本の側枝を出す。
花は合弁の両性で葉腋に1個ずつ付き太い柄がある。
花色は黄色で花冠の基部がワイン色である。
早朝に咲き、午後には萎む半日花である。
実は緑色がふつうであるが、クリーム色や赤色のものもある。
実の形は細長いピラミッド状で輪切りにした形は、
円形から五~九角形まであり、
この形がレンコンに似ているところから、
別名のオカレンコン(陸蓮根)ともいわれる。
暑さには強いが、寒さには弱く霜にあうと枯れる。
本属の仲間は、
トロロアオイ 、
アベルモスクス・モスカツス・ツベロスス を掲載している。
トロロアオイ属は、インド、ヒマラヤを中心に
北アフリカにも分布する草本または亜低木で、高さ1~3mになる。
本属は、30~50種が知られているが、
フヨウ属から分離独立されてからの正確な種数は不明である。
フヨウ属に類似するが、萼が早落性であり、
葯が雄ずい筒に密着している点などで区別される。
葉は互生し、ふつう掌状に分裂し、長い柄がある。
花は腋生に単生するか、頂生の総状花序につく。果実は蒴果である。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]