カスミソウ(霞草)
ハナイトナデシコ(花糸撫子)、
ムレナデシコ(群撫子)
ナデシコ
ギプソフィラ(カスミソウ)
Gypsophila elegans
ギプソフィラ・エレガンス
Baby's-breath
ウクライナ南部 、コーカサス 、イラン北部原産
耐寒性一年草
ハナイトナデシコ(花糸撫子)、
ムレナデシコ(群撫子)
ナデシコ
ギプソフィラ(カスミソウ)
Gypsophila elegans
ギプソフィラ・エレガンス
Baby's-breath
ウクライナ南部 、コーカサス 、イラン北部原産
耐寒性一年草
カスミソウは、ウクライナ南部、コーカサス、イラン北部原産の耐寒性一年草である。
草丈は20~50㎝で直立し、よく枝分かれして小さな白い花をたくさんつける。
花は普通白色であるが、まれに桃色もあり、花径は最大で1.3㎝である。
1828年にヨーロッパに紹介され、日本には大正の初めごろ紹介された。
切り花や花壇用に用いられる。暖地では秋播きして翌年5~6月に開花し、
寒冷地では春播きする。
カスミソウの変種には花色が紅色のベニバナカスミソウ
[ var. carminea ] がある。
また、園芸品種としては、白花大輪で一重咲き多花性のコヴェント・ガーデン・マーケット
[ Covent Garden Market ] が有名である。
カスミソウ属は、約125種が知られ、ヨーロッパ、アジアに広く分布し、
エジプトおよびオーストラリアにも各1種がある。
一年草、越年草、多年草ときに亜低木となる。
ほふく性で低いものから高さ120㎝くらいの高性のものまである。
葉は対生し、披針形、線形かへら形である。
花は小さく白色または淡桃色で、2出集散花序に多数つき、苞はふつう鱗片状である。
萼は5歯を有するか5中裂する。花弁は5枚で爪は不明確で副冠状の鱗片を欠く。
雄しべは通常10個で、花柱はふつう2個ある。果実は蒴果で、種子は扁平で腎臓形で黒色である。
矮性種はロックガーデンや花壇に、高性種は切り花に向く。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
本属の仲間は、
シュッコンカスミソウ 、
ジプソフィラ・ムラリス 、
ジプソフィラ・ムラリス・ガーデン・ブライド
などを掲載している。