ジプソフィラ・ムラリスは、中央アジア、
ヨーロッパ原産の一年草または多年草である。
草丈は10~20cmで草丈は大きくならずに這うように広がる。
開花時期は4~11月である。花色は白や桃色で、
小さな花が咲き広がりる。鉢植えや寄せ植えなどに適する。
属名のギプソフィラ(
Gypsophila )は、ギリシャ語の
gypsos
(石灰)+
philein (好む)が語源といわれ、
石灰質の土地によく生える性質からつけられた。
カスミソウ属は、約125種が知られ、ヨーロッパ、
アジアに広く分布し、エジプトおよびオーストラリアにも各1種がある。
一年草、越年草、多年草ときに亜低木となる。
ほふく性で低いものから高さ120㎝くらいの高性のものまである。
葉は対生し、披針形、線形かへら形である。
花は小さく白色または淡桃色で、2出集散花序に多数つき、
苞はふつう鱗片状である。
萼は5歯を有するか5中裂する。
花弁は5枚で爪は不明確で副冠状の鱗片を欠く。
雄しべは通常10個で、花柱はふつう2個ある。
果実は蒴果で、種子は扁平で腎臓形で黒色である。
矮性種はロックガーデンや花壇に、高性種は切り花に向く。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
本属の仲間は、
カスミソウ 、
シュッコンカスミソウ 、
ジプソフィラ・ムラリス・ガーデン・ブライド などを掲載している。