キケマン(黄華鬘)
ケ シ
コリダリス(キケマン)
Corydalis heterocarpa var. japonica
コリダリス・ヘテロカルパ(変種)ヤポニカ
( Unknown )
関東以西、四国、九州、琉球諸島に分布
二年草
ケ シ
コリダリス(キケマン)
Corydalis heterocarpa var. japonica
コリダリス・ヘテロカルパ(変種)ヤポニカ
( Unknown )
関東以西、四国、九州、琉球諸島に分布
二年草
キケマンは、関東以西、四国、九州、琉球諸島に分布する二年草である。 高さ40~60㎝で茎を折るとオレンジ色の液を出す。
花は、黄色で多数つく。海岸付近の肥沃な林縁や礫の間などに生える。
キケマン属は、ユーラシアと北アメリカの温帯に約280種が知られ、
一部の種は高山に生える。日本にはそのうち十数種が自生する。
無毛の多年草または一・二年草で、若干の種類はややつる状になる。
エゾエンゴサク のように地下に球形の塊根を作るものと、
日本全国の道端にふつうに見られる雑草の
ムラサキケマン などのように、塊根をつくらないものとがある。
葉は細裂し、花序は総状である。萼片は2個または0個である。
花弁は4個で内側の2片(左右の花弁)は同形で、
外側の2片(上下の花弁)は異形であり、
上方の花弁には大きな距が発達するのが特徴である。
雄しべは6個ある。柱頭は円頭または2裂する。
果実は2心皮からなる蒴果である。種子は2~多数あり、仮種皮がある。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
本属の仲間は、エゾエンゴサク、ムラサキケマン以外に
ヤマエンゴサク を掲載している。
【追記】
キケマン属は、APG Ⅱ
でケシ科から分離し、ケマンソウ科(キンポウゲ目)として独立したが、
APG Ⅲで再びケシ科
(キンポウゲ目)のケマンソウ亜科となった。