ラ ン
ケファランテラ(キンラン)
Cephalanthera falcata
ケファランテラ・ファルカタ
( Unknown )
日本の東北地方以南、
朝鮮半島、中国の暖地に自生
多年草
キンランは、日本の東北地方以南、朝鮮半島、中国の暖地に自生し、
山地の樹陰に生える多年草である。高さ30~60㎝で、花は黄色である。
開花時期は、4~6月である。
キンラン属は多年草の地生ランで、ユーラシア大陸に約14種が分布する。
日本には4種が自生している。
根茎は短く、葉は披針形で茎につく。穂状花序をつけ、
花は白または黄色でやや小形である。唇弁は距を有し、
側裂片は蕊柱をつつみ、中央裂片は大きい。蕊柱には翼がない。
葯は円形で大きく蕊柱の先につく。開花時期は4~6月である。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
画像は、野の調べさんが、次のコメントをつけて、
私に送ってくれたものである。
【一枚目】
『 ひっそりと点在して咲いていました。自生している
キンランです。花びらが日に当たった時の輝きから
名前がついたそうですが、絶滅危惧II類に指定されて
います。前も観たのですが、今回はたくさんの花を見る
ことができました。わずかに日が差す程度の薄暗い
木陰など一定の条件がそろわなければ育たず、
山野開発とともにめっきり数が減っているそうです。』
【二枚目】
『 林の中にひっそりと点在して咲いていた自生している
キンラン、気品がありいい存在感があります。キンランが
生育していくのにはそこに良く繁殖した“ラン菌”の存在が、
必要でもし“ラン菌”が存在しないとキンランは衰弱して、
いづれ枯れて死滅するそうです。花びらが日に当たった
時の輝きから名前がついたそうですが、絶滅危惧II類に
指定されており盗掘されないことを願っています。』
【三枚目】
『 花びらが日に当たった時の輝きから名前がついたそうですが、
絶滅危惧II類に指定されています。心ない人に
盗掘されないように願うのみです。わずかに日が差す程度の
薄暗い木陰など一定の条件がそろわなければ育たず、
山野開発とともにめっきり数が減っているそうです。
葉緑素は持っているけど、野性蘭は発芽や生育にラン菌と
呼ばれる共生菌が必要なので盗掘しても育たないですね。』
本属の仲間は、
ササバギンラン を掲載している。
ラン科については、
ラ ン を参照のこと。