ケイトウ(鶏頭)
チャボケイトウ(矮鶏鶏頭)、カラアイ(韓藍)、
トサカケイトウ(鶏冠鶏頭)、サキワケケイトウ
ヒ ユ
ケロシア(ケイトウ)
Celosia cristata
ケロシア・クリスタタ
Cockscomb , Common cockscomb
熱帯アジア、インド原産
一年草
チャボケイトウ(矮鶏鶏頭)、カラアイ(韓藍)、
トサカケイトウ(鶏冠鶏頭)、サキワケケイトウ
ヒ ユ
ケロシア(ケイトウ)
Celosia cristata
ケロシア・クリスタタ
Cockscomb , Common cockscomb
熱帯アジア、インド原産
一年草
ケイトウは、熱帯アジア、インド原産で、
高さ60~90㎝ほどであるが、園芸品種では
15㎝の矮性種から100㎝以上の高性種がある。
花期は夏から晩秋と長い。花序は短柄を有し、
花茎の上端が著しく帯化し肥大して鶏冠状となり、
その下方に多数の小さな花を密生する。
花序と花の色は赤、黄、橙、紫紅および
黄と紅の斑入りなど各色があり、白色の花もある。
本属の仲間には、
ノゲイトウ 、
フサゲイトウ
などが掲載してある。
本種の園芸品種としては、次の2系統および2変種がある。
トサカ系‥‥‥‥‥花序が扁平状に帯化するもの。
久留米系‥‥‥‥‥終戦直後、福岡県八女市の大月留吉氏が
インドから持ち帰ったもので、球形の
花序をもつもの。(一・二枚目)
チャイルジー系‥‥ヤリゲイトウととよばれ、別にスギナリ
(変種) ケイトウ、玉咲きケイトウ、玉ケイトウ
ともよばれる。
プルモサ系‥‥‥‥フサゲイトウとよばれるもの。
(変種) 花序はやわらかい羽毛状となる。
赤色~紅色、黄色などがある。
ケイトウ属は、アメリカ、アジア、アフリカの熱帯、
亜熱帯に30~40種、または60種があるとされる。
自生地には低木になるものもあるが、多くは一年生の草本である。
非耐寒性で温帯では春撒きして夏、秋に開花する。
葉は有柄で互生し、線形または広卵形で鋭尖頭である。
花は両性で1個の苞と2個の小苞があり、
腋生または頂生の穂状花序につくか、
あるいは広大な扁平の茎の端に密につく。
花色は白、銀、黄、赤、桃などで光沢がある。
花被片は乾膜質で5個で雄しべも5個で、
花糸の基部は杯状に合着する。
子房は卵形で花柱は1個で長く、胚珠は2~8個である。
胞果は球形か卵形で横周裂開する。
種子はレンズ状で黒色で光沢がある。
露地の花壇、切り花、また鉢物に利用される。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
花の名前(植村猶行監修:NHK出版)]