シレネ属は、一年草、多年草、低木状で、
約300種が主として北半球、南アフリカに分布している。
一般的に雑草といわれているものが多く、
園芸的に価値のあるものは、多年草の中の数種にすぎない。
これらは主として高山植物で、クッション状、
あるいはカーペット状に広がり、
ロックガーデン植物として欠かせない。
葉は対生し托葉がない。花はふつう両性で、
単生するか、集まって咲き、集散状、円錐状を呈する。
萼は筒状で5歯を有し、多くの脈がある。
花弁は5枚で、先端はたいてい2裂するかおう入し、
舷部基部内側に副花冠の鱗片が2個ある。
雄しべは10個である。子房は上位で1室であるが、
基部で3~5室に分かれていることが多い。
花柱は3個で、ときに4個または5個である。
果実は蒴果で、花柱の2倍数に分裂する。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]
画像(右上)は、みずがめ座さんが、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 庭に
ウラシマソウ
が咲き始めました。こぼれ種のシレネも満開です。』
本属の仲間は、 シレネ・ペンジュラ 、 ムシトリナデシコ を掲載している。