NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名スズサイコ(鈴柴胡)
園芸(流通)名
別名
科ガガイモ ➡ キョウチクトウに変更( APGⅡ)
属(和名属)キナンクム(カモメヅル)
学名Cynanchum pycnostelma
ラテン語読みキナンクム・ピクノステルマ
英名( Unknown )
原産・分布地北海道、本州、四国、九州に分布
園芸上分類多年草

 スズサイコは、北海道、本州、四国、 九州の日当たりのよいやや乾いた草地に分布する多年草である。
 茎はかたくて細く、高さ0.4~1mになる。葉は対生し、長さ6~13cm、 幅0.4~1.5cmの長披針形~線状長楕円形で先はとがり、やや厚い。
 葉腋に花序をだし、直径1~2cmの黄褐色の花をまばらにつける。
 花は早朝に開き、日が当たると閉じる。副花冠は直立し、ずい柱よりすこし短い。
 袋果は長さ5~8cmの細長い披針形。 開花時期は7~8月である。

 カモメヅル属は、熱帯を中心に150種が知られ、うち多肉性のものが約20種ある。 直立、ほふく、または下垂する半蔓性の植物である。
 花は5数性で小さく、頂生の散形状または総状の集散花序につく。
 花冠はふつう車形で深裂する。副花冠は小さく、葯の先端に付属体がつく。
 日本には、クサタチバナ、イヨカズラ、フナバラソウなど20種あまりが自生する。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]


 1~3枚目(右上~左上)は、野の調べさんが「山で 出会った植物」のタイトルで、次のコメントをつけて、 私に送ってくれたものである。
 『 日曜日の山で出合った植物の続きです。覆いかぶさる
  ように繁った草原の中でやっと見つけた”スズサイコ”
  です、絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。鈴のような
  蕾で、全体が柴胡(サイコ 漢方薬)に似ているので、
  鈴柴胡(スズサイコ)と呼ばれているそうで草丈は40~
  100cmになります。スズサイコは夜の花で鈴型の蕾は、
  日差しが弱くなる夕方近くになって初めて開くそうなの
  ですが、雨が功を奏したようです。』


 4枚目(左上)は、広島県人さんが「夏の花々」のタイトルで、 次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
 『 毎年見たくなる花を見に朝7時過ぎに出かけました。 今年もこの花たちに出会うことが出来ましたよ。
  スズサイコ 、 ヤチシャジン 、 ミズギボウシ 、 ヌマトラノオ 』

【追記】
 ガガイモ科は、 APGⅡ でキョウチクトウ科に統合されたため、キョウチクトウ科に変更した。 これによりガガイモ科は、 APG 分類体系では使われない科となった。

1~3枚目画像投稿日(投稿者):2008.09.17(野の調べさん)
  4枚目画像投稿日(投稿者):2019.08.01(広島県人さん)

2015.05.01 First making day [3s/33su/180900]
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