NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名ハグマノキ(白熊の木)
園芸(流通)名
別名スモークツリー 、カスミノキ(霞の木)、
別名ケムリノキ(煙の木)
科ウルシ
属(和名属)コティヌス(無し)
学名Cotinus coggygria
ラテン語読みコティヌス・コッギグリア
原産・分布地南ヨーロッパ~ヒマラヤ、中国に分布
園芸上分類落葉低木
英名Smoke tree , Venetian sumac , Smoke plant , Wig tree , Smokebush


 スモークツリーは、南ヨーロッパからヒマラヤおよび 中国にかけて分布する落葉低木である。
 高さ4~5になる。葉は無毛で卵形または倒卵形で長さ4~8㎝である。 表面は暗緑色で裏面は灰緑色で秋に黄葉する。
 花は帯紫色で、花序は長さ20㎝くらいである。 開花時期は初夏である。
 和名の由来は、羽毛状となった花序が、 ヤク(白熊(はぐま))の尻尾の毛でつくる払子(ほっす) に似るところからついた。

注:払子(ほっす)とは、獣毛や麻などを束ねて柄をつけたもの。
   もとインドで蚊・ハエやちりを払うのに用いたが、のち法具となって、
   中国の禅宗では僧が説法時に威儀を正すのに用いるようになり、
   日本でも真宗以外の高僧が用いる。

 三枚目(左)は、 Junko さんが、次のコメントをつけて、
私に送ってくれたものである。
 『 写真は左から  バラ  ・ スモークツリー ・
  ササユリ  です。』


 コティヌス属は、落葉性の低木あるいは小高木で、 3種が知られ、アメリカ、南ヨーロッパからアジア、 中国南西部に1種ずつ分布している。
 花は小さく雑居性である。頂生の円錐花序につく。 萼は5裂し、花弁と雄しべは同数で5個ある。
 本属の特徴は、不稔花の花柄が花後に長く伸びて、 開出毛におおわれて、花序全体が羽毛状を呈することである。
 果実が熟すると、果序の各節で果実をつけたまま分離して落下し、 風に飛ばされるなどして種子散布を行うといわれている。

[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
     花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]

1・2枚目画像撮影日:2006.06.14
  3枚目画像投稿日(投稿者):2012.06.13 ( Junko さん)
  4枚目画像撮影日:2006.06.14

2015.05.05 First making day [3s/33su/182800]
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