ハグマノキ(白熊の木)
スモークツリー 、カスミノキ(霞の木)、
ケムリノキ(煙の木)
ウルシ
コティヌス(無し)
Cotinus coggygria
コティヌス・コッギグリア
南ヨーロッパ~ヒマラヤ、中国に分布
落葉低木
スモークツリー 、カスミノキ(霞の木)、
ケムリノキ(煙の木)
ウルシ
コティヌス(無し)
Cotinus coggygria
コティヌス・コッギグリア
南ヨーロッパ~ヒマラヤ、中国に分布
落葉低木
Smoke tree ,
Venetian sumac , Smoke plant , Wig tree , Smokebush
スモークツリーは、南ヨーロッパからヒマラヤおよび
中国にかけて分布する落葉低木である。
高さ4~5になる。葉は無毛で卵形または倒卵形で長さ4~8㎝である。
表面は暗緑色で裏面は灰緑色で秋に黄葉する。
花は帯紫色で、花序は長さ20㎝くらいである。
開花時期は初夏である。
和名の由来は、羽毛状となった花序が、
ヤク(白熊(はぐま))の尻尾の毛でつくる払子(ほっす)
に似るところからついた。
注:払子(ほっす)とは、獣毛や麻などを束ねて柄をつけたもの。
もとインドで蚊・ハエやちりを払うのに用いたが、のち法具となって、
中国の禅宗では僧が説法時に威儀を正すのに用いるようになり、
日本でも真宗以外の高僧が用いる。
コティヌス属は、落葉性の低木あるいは小高木で、
3種が知られ、アメリカ、南ヨーロッパからアジア、
中国南西部に1種ずつ分布している。
花は小さく雑居性である。頂生の円錐花序につく。
萼は5裂し、花弁と雄しべは同数で5個ある。
本属の特徴は、不稔花の花柄が花後に長く伸びて、
開出毛におおわれて、花序全体が羽毛状を呈することである。
果実が熟すると、果序の各節で果実をつけたまま分離して落下し、
風に飛ばされるなどして種子散布を行うといわれている。