タマゴケは、日本全土の低山地から高地に広く分布し、
やや明るく湿った場所の岩場や土上に群生する蘚類(セン類)である。
茎は直立して高さ4~5㎝である。茎の表面に密生する褐色の仮根は
隣接の植物体の仮根とからみ合うため群落はくずれにくい。
葉は細く針状で湿ると広く開出する。
雌雄同株で胞子体をよく生じる。若い蒴は緑色で球体で、
古い蒴は褐色で曲がった卵形となる。
繊細な葉が展開した黄緑色の群落は美しく、
また多数の胞子体がいっせいに球形の蒴をつけた状態が面白いので、
庭や鉢植えに利用される。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
一枚目(右上)は、広島県人さんが、「散策」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 今日はお気に入りの場所へ買い物帰りに寄ってみました。
ここは、山道に沿っていろいろな春の花が楽しめる秘密の場所なんですよ。
ショウジョウバカマ 、
シュンラン
、タマゴケ、今年もひそっりと咲いて私を待っていてくれました。』
二枚目(左上)は、野の調べさんが、「水滴!」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 薄暗い静かな森に雨が降りました。水をたっぷり含んだ森に水滴、キラッ!
あらら!、ふわり ふわりと揺れながら浮いています。タマゴケです~
タマゴケの葉に雫がポトリ・ポトリ、
タマゴケの茎の先に黄緑色のとてもかわいい小さな球状の胞子袋なんて可愛いのでしょう!
コケの世界、透き通って綺麗です。直径2ミリ程度で熟すと褐色になり、
丸い胞子のうの上のふたが開いて、胞子が飛び出すそうです。』