本種は、オーストラリア原産の常緑多年草である。
本種は、オーストラリア産の本属の中でもっとも変化の多い種で、
とくに花色に差が著しい。
茎は長さ8~30㎝で、基部が太く、
先端部は細い円筒状に変わる。高芽が生じやすい。
葉は3~6個生じる。
花茎は1~3本で長さ7~15㎝で、
花柄は小花柄とほぼ同じ長さである。
花はめったには全開せず径1.3~2.5㎝である。
萼片と側花弁は白~濃赤紫色であるが、
唇弁が淡紫色のものを変種として基準変種とは区別することがある。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]