ニオイアラセイトウ(香あらせいとう)
ウォール・フラワー
アブラナ
ケイランツス(ニオイアラセイトウ)
Cheiranthus cheiri
ケイランツス・ケイリ
English wallflower , Wallflower
南ヨーロッパ原産
二年草
ウォール・フラワー
アブラナ
ケイランツス(ニオイアラセイトウ)
Cheiranthus cheiri
ケイランツス・ケイリ
English wallflower , Wallflower
南ヨーロッパ原産
二年草
ニオイアラセイトウは、南ヨーロッパ原産の二年草である。
晩夏播き早春咲きの二年草として利用される。
草丈30~80㎝で数本の分枝を生じ、茎は半木質化する。
葉は長楕円状卵形または針状線形で先がとがり、
長さ4~7㎝で両面に軟毛がある。
花は径2㎝内外で、頂生の総状花序につき芳香を発する。
花色に関係する4つの主働遺伝子の優劣の組み合わせによって、
花色を異にする栽培品種ができている。ふつうは茶褐黄色が多いが、
橙色、黄色、紫色、淡紅色、淡黄色などもある。
ケイランツス属は、地中海沿岸地方からヒマラヤにかけて
約10種が分布する多年草である。
園芸では春播の一、二年草として利用される。
茎の基部は、しばしば木質化し、全草に灰白色の綿毛がある。
葉は細く、ほぼ全縁である。花は頂生の総状花序か穂状花序につき、
萼片、花弁ともに同数で4個である。
花弁には長い爪があり、4強雄ずいで、
基部に蜜腺を欠く。柱頭は2裂する。
果実は扁平な長角果で、種子は2列状に並ぶ。
本属は、
エリシムム に近縁であるが、エリシムムは雄しべの基部に蜜腺があり、
果実は4稜形で種子は1列に並ぶので区別される。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
本属の仲間は、
チェイランサス
を掲載している。