ハルリンドウは、日本、朝鮮半島、中国に分布し、
日本では北海道から九州の湿地に生育する一・二年草である。
細長い根から通常数本の茎を叢生する。茎は単一または上部で分枝し、
高さ5~15㎝になり、生育地によりしばしば帯紫色になる。
根出葉はやや大形のロゼット状となる。茎葉は対生し、
小形の卵状披針形から卵状倒披針形で長さ5~12㎝、幅2~8㎝で1脈ある。
花は1~数個を茎および分枝頂につける。萼は狭鐘形で先端が5裂する。
花冠は淡青~帯紫青色で長さ18~30㎜で5裂し、
裂片は卵状円形で裂片間に同形で半分大の副裂片がある。
開花時期は、3~6月である。
蒴果は花冠から長く突出し、種子は紡錘形である。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
本属の仲間は、
リンドウ 、
エゾオヤマリンドウ を掲載している。
一枚目(右上)は、野の調べさんが、「ハルリンドウ」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 リンドウは、雨の時や暗いうちは花弁は閉じ、明るいと開くそうです。
山頂や山道周辺でみかけるのですが、稀に白色もあるらしいです。』
二枚目(左上)も、野の調べさんが、「ハルリンドウ」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 林道に一歩足を踏み入れると、落ち葉のフワフワした感触が心地よく
鳥のさえずりが疲れを癒してくれました。
ハルリンドウです。霧島はこの花の名所で、
尾根一帯に点在し太陽に向かって競うように咲いていました。
根元から出る葉は、茎の葉より大きくてロゼット状だそうです。
フデリンドウと似ていますが、
違いはフデリンドウの下葉は通常ロゼットにならないのが特徴だそうです。
下山するとぽつぽつと雨が降ってきてヤレヤレでした。』