ヒイラギ(柊)
モクセイ
オスマンツス(モクセイ)
Osmanthus heterophyllus
オスマンツス・ヘテロフィルス
Holly olive , False holly , Chinese holly
本州、四国、九州、沖縄、台湾に分布
常緑高木
モクセイ
オスマンツス(モクセイ)
Osmanthus heterophyllus
オスマンツス・ヘテロフィルス
Holly olive , False holly , Chinese holly
本州、四国、九州、沖縄、台湾に分布
常緑高木
ヒイラギは、本州、四国の暖帯林に多く、九州、
屋久島、西表島、台湾の高地にわずかに分布する、
高さ10mになる常緑高木である。
よく分枝し、葉は3~5㎝の楕円形か長楕円形で、
上面が濃緑色で光沢があり、
下面が黄緑色で若木や老木の下枝の葉は咲きがとがり、
葉縁に大形鋸歯があって、その先端に鋭い棘があるが、
老木や梢の葉は全縁で先は丸く、棘がない。
雌雄異株で、10~12月に葉腋に小白花を束生し、芳香がある。
石果は1.5㎝くらいの楕円形で、翌年の夏に紫黒色に熟す。
葉にさわると棘でひりひり痛むので「ヒイラギ」といい、
節分に枝葉を戸口に挿して、オニノメツキ、
オニサン、オニオドシなどともよぶ。
日本の寒地では育ちにくいが、
暖地では古くから縁起木として植え、斑入りなどの園芸品種が多い。
モクセイ属は、常緑の高木か低木で、約30種がおもにアジアに、
少数がハワイ、ニューカレドニア、北アメリカに分布し、
日本は数種が自生する。
葉は有柄で革質で羽状脈のある単葉で、対生する。
雌雄異株で、花は小形で、葉腋に束生するか、短い総状花序につく。
花冠は短い筒部があって4裂し、白、淡黄、橙黄、帯紅色で、
多くは芳香がある。石果は黒熟し種子1個を含む。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]
三枚目(左)は、葉の縁が白くなっており、園芸品種のシラフヒイラギ
[ Argenteomaginatus ] と思われる。
本属の仲間は、
キンモクセイ 、
ギンモクセイ
を掲載している。