ビスカリアは、地中海沿岸原産の半耐寒性一年草である。
ビスカリアは、旧属名の呼び名である。
本種の詳細は不明である。
センノウ属は、日本の各地の山林原野の湿気のある場所には、
夏から秋のころ、フシグロセンノウの橙紅色の花を見ることができるが、
ほかの種類は分布も少ない。
園芸種としては古来輸入されたものと近代に導入されたものがある。
本属は一年草または多年草で、
約35種が北半球の温帯から周極地域に分布する。
葉は対生し、花は集散花序につく。萼は5歯を有し、
10脈あり、ナデシコ属のように基部に苞はつかない。
花弁は5枚で長い爪をもち、舷部の基部に付属体がある。