NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名セイヨウハッカ(西洋薄荷)
園芸(流通)名
別名
科シ ソ(イヌハッカ亜科)
属(和名属)メンタ(ハッカ)
学名Mentha × piperita
ラテン語読みメンタ・ピペリタ(交雑)
英名Peppermint
原産・分布地ヨーロッパ原産
園芸上分類多年草


 ペパーミントは、ヨーロッパ原産の多年草である。
 種間雑種で、強い香りをもっており高さ30~90㎝になる。
 通常はほぼ無毛で、しばしば全体が紫紅色を帯びる。
 葉は有柄で、卵状披針形または披針形で、通常長さ4~8㎝で、 幅1.5~4㎝で、ふつうは鋸歯縁である。
 花は藤色を帯びたピンクで不稔性である。
 花序は長楕円形の穂状(まれに頭状)に集まり、 ふつう長さ5~8㎝で幅1.2~1.8㎝の花穂をつくる。苞は小さい。
 萼は筒状で5裂し、長さ3~4㎜で喉部は無毛である。
 本種から採れる精油は香料または薬用とされる。

 ハッカ属は、約25種からなる芳香性の多年草でまれに一年草で、 北半球の温帯、南アフリカ、オーストラリアに分布する。
 地下に横走する根茎がある。茎は四角形で直立または傾伏する。 葉は単葉でふつう対生し、無柄または有柄である。
 花は両性で小形で輪散花序がつくが、 花序はさらに複数集合して穂状または筒状に配列する。
 苞は小さい。萼はほぼ等しく5(まらに4)裂する。
 花冠はほぼ放射相称で4裂し、花筒は短い。 雄しべは4個あり、すべて稔性があり、しかも長さが等しい。
 葯は2室である。子房は上位で4深裂し、 花柱はその裂け目かの中央下部から出て、柱頭は2裂する。
 果実は4個の分果となり、分果のへそは小さい。

 本属は、はなはだ変異性に富み、 さらに種間交雑も容易に起こるので、 分類の困難な植物群として知られている。
 ただし、交雑種は両親の中間を示し、 しばしば不稔であるといわれている。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]

 本属の仲間は、  ミント 、   アップルミント  を掲載している。

1・2枚目画像撮影日:2005.07.16
  3枚目画像撮影日:2005.06.19

2015.09.19 First making day [6h/64he/270500]
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