マツバウンランは、北アメリカ原産の一年草で、帰化植物である。
和名は、花がウンラン(海蘭)似ていて、
葉の形が松葉を思わせることからついた。
草丈は20~60㎝くらいになる。
5~6月ごろ、総状花序に青紫色の花を咲かせる。
ウンラン属は、ヨーロッパ、アジア、北アメリカなど北半球の温帯に
150種以上が分布する一年草または多年草であるが、
分布の中心は地中海沿岸地域である。
日本の海岸にも1種ウンランを産する。
葉は対生または輪生し、上部の葉は互生する。
葉縁は全縁または鋸歯縁で、ときに浅裂する。
花は春から夏に頂生の総状花序につく。
花色は黄、ブルー、パープル、菫色または白色などがある。
萼は5深裂である。花冠は筒状で2唇状をなし、
基部は長い筒状の距となる。
上唇は直立して2裂し、
下唇は3裂して喉部は突出し花喉部はほとんど閉じている。
雄しべは4個である。花後蒴果をつける。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
本属の仲間は、
ホソバウンラン 、
リナリア 、
リナリア・プルプレア 、
リナリア・マロッカナ を掲載している。