ミセバヤ(見せばや)
ベンケイソウ
ヒロテレフィウム(ムラサキベンケイソウ)
Hylotelephium sieboldii
ヒロテレフィウム・シーボルディー
October plant , October dephne
東アジア原産
常緑多年草
ベンケイソウ
ヒロテレフィウム(ムラサキベンケイソウ)
Hylotelephium sieboldii
ヒロテレフィウム・シーボルディー
October plant , October dephne
東アジア原産
常緑多年草
ミセバヤは、東アジア原産の常緑多年草である。
香川県小豆島に野生状態で生えており、最近中国でも見つかった。
本属中もっともよく栽培される種である。
花茎は長さ15~30㎝になり、下垂するか斜上する。
葉は3輪生し、柄がなく倒卵形または扇形で円頭で広楔脚で、
長さ1~1.5㎝で縁には数個の低い波状の鋸歯がある。
花は球形の花序に多数密集してつく。
花弁は紅色で楕円形なたは倒披針形で長さ5㎜である。
裂開直前の葯は濃赤紫色である。
日本では古くから栽培され、19世紀後半にヨーロッパへも広まった。
ムラサキベンケイソウ属は、東アジアを中心とする
北半球の温帯から亜寒帯に広く分布する多年草で、一部は暖帯に達する。
東アジアに25種、ヨーロッパに数種、北アメリカに2種がある。
岩上(まれに樹上)や草原まれに林床に生える。
栽培が比較的容易なため、一部の種の野生型とその改良型が観賞用に栽培される。
花は大形の集散花序に多数密集してつき、短日性で晩夏から秋にかけて咲く。
花弁は離生し、紅、紅紫または白色で黄色のものはない。
葉は扁平で互生まれに対生または輪生する。
地中まれに地表に肥厚する地下茎をもち、
毎年そこから花茎を出す。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]
本属の仲間は、
ヒダカミセバヤ 、
オオベンケイソウ を掲載している。