イ ネ
オスベッキア(ススキ)
Miscanthus sinensis var. gracillimus
ミスカンツス・シネンシス(変種)グラキリムス
( Unknown )
屋久島の高地に自生
多年草
ヤクシマススキは、九州の屋久島の高地に自生する多年草である。
本種は、 ススキ
の変種のイトススキの仲間で、ふつうのススキより葉が、ごく細くやせ地に生え、
小形の系統であり、山草愛好家により鉢作りにされている。
画像(右上)は、野の調べさんが、「行く秋」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 屋久島に自生するヤクシマススキの盆栽です。
ススキの仲間では最も小型のススキで葉が垂れる性質を持っているそうです。
5本の穂を出して風に揺れています。
葉はだんだん枯れてきました、もう冬支度でしょうか。
先日、山歩きの際、
ナンバンギセル
を見つけました。3回目に出合った時、ようやく、
種が採れそうな枯れ果てた実を
見つけたましたので、イネ科の植物の根に寄生するように育つ
ナンバンギセルの種をヤクシマススキの根元に蒔きました。
初めての経験なので芽がでてくるか心配ですが、
楽しみに待つことにしました。
しかし、形のある種が出てくると思いきや、なんと粉ばかりでした。
最初は、入ってないと思ったのですが、調べてみると種子というより胞子らしいです、
ですから百個以上でしょうか?。
これもまたビックリしました。ですから種ではなくて種胞でしょうか?。
植物は光合成を行いながら栄養分を作ってますが、
葉のない寄生植物はその元である植物から栄養分を横取りしている
そうです。面白いです。』
ススキ属は、東アジアに約10種あり、日本に7種がある。
大形の多年草で、葉は長く茎とともに剛硬である。
小穂は2個ずつ、共有柄で長い総の関節につく。
この総が1~多数円錐状または散房状に茎の先端に集まって花序を形成する。
小穂は2小花よりなるが、下方の小花は退化する。
登実小花(登実小花とは、実ができる小花のこと)にはふつう芒(のぎ)がある。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]