NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名ユウゼンギク(友禅菊)
園芸(流通)名
別名ユウゼンノギク(友禅野菊)
科キ ク
属(和名属)アスター(シオン)
学名Aster novi-belgii
ラテン語読みアスター・ノウィ-ベルギー
英名New York aster
原産・分布地北アメリカ原産
園芸上分類耐寒性多年草

 ユウゼンギクは、北アメリカ原産の耐寒性に富む多年草である。
 花壇、切り花、鉢物に利用され、 草丈は20~180㎝におよぶものもあり、園芸品種は多い。
 茎は直立し、上部は散房状に分枝する。
 葉は茎頂まで密生していて披針形または線状披針形である。
 頭花は径2.5㎝程度が一般的であるが、やや小形のもの、大形のものもある。 辺花は一重で、一つの頭花に20~30個つく。 目の小さいものや半八重咲きのものかなりある。
 花色は白、桃、紅、紫紅、藤青などで、濃淡の差があり、変化の幅が広い。 栽培は容易でとくに土壌を選ばない。開花時期は、9~11月である。

 シオン属は北アメリカを中心に南アメリカ、アジア、ヨーロッパ、 アフリカの各地に250~500種が自生いしているといわれている。
 ほとんどが多年草であるが、まれに一・二年草や低木状のものもある。 茎はときに花茎状となったり分枝する。
 葉は互生して縁は全縁か歯状となる。頭花(頭状花序)は中形で、 単生するかまたは多く集まって総状、散房状、円錐状につく。
 辺花は雌性で稔性があり1~2列で、青、青紫、 赤紫、赤、桃、白と花色はさまざまである。
 心花は黄色を基調とし、両性で稔性がある。
 園芸品種も含めて、草丈も15㎝程度の矮性のものから 2m以上にもおよぶ高性のものまであり、 開花時期も晩夏から晩秋までと変化に富んでいる。
 園芸上の改良は、北アメリカ産の種が ヨーロッパに導入されて種間交雑などが行われ、 多くの園芸品種が作り出された。
 本属は、植物分類学上問題が多く、属の範囲が明確でない。
 なお、一般に「アスター」の名で市販されている切り花は、 別属の Callistephus (カリステフス)(和名属:エゾギク属) の一年草であり
区別する必要がある。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、 花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]

 本属の仲間は、  シオン 、   シロクジャク  を掲載している。

1・2枚目画像撮影日:2005.11.20

2015.10.26 First making day [8y/83yu/305300]
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