エゾノヘビイチゴ(蝦夷の蛇苺)
バ ラ ( バ ラ 亜科)
フラガリア(オランダイチゴ)
Fragaria vesca
フラガリア・ウェスカ
Woodland strawberry ,
Wild strawberry , Sow-teat strawberry
ヨーロッパ、アジアに分布
常緑多年草
ワイルドストロベリーは、ヨーロッパ、アジアに分布し、
日本では北海道南部に導入され、
帰化している常緑多年草である。変種が多い。
芳香の良さが好まれ、今でもヨーロッパで栽培されている。
観賞用の鉢植えにも向く。雄しべがはなはだ短い。
和名には「ヘビイチゴ」の名が入っているが、
ヘビイチゴ とは属が異なり食べられる。
一枚目(右上)は、
hiro & shii さんが、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 このところ写真を撮ることもできず・・
カメラを眺めてためいきをついてしまいます。
先日撮ったワイルドストロベリーを置いていきます。
雪が降ってもこんなに元気です。』
オランダイチゴ属は、北半球および南アメリカの広範囲にわたり
十数種が原産する多年草である。
日本にも3種が自生し、1種が帰化している。
葉は有柄の複葉で根出あるいは互生し、鋸歯のある3小葉からなる。
根茎は肥大し、葉腋からランナー(ほふく枝)
が伸びて子株をつけるものが多い。全体に有毛である。
花は白色で、花弁と萼はそれぞれ5~8個で、
同数の副萼片が隣り合う萼片の間に見られる。
数花をつけた花序が根出するが、花序とランナーは相同器官でもある。
花床は半球形で多数の子房、花柱がつき周縁に多数の雄しべが並ぶ。葯は黄色い。
花床は受粉後に肥大し、多肉質となり表面に小粒の痩果(種子)がつく。
果実肥大は種子ホルモンによるので、不受精種子が多いと果実は奇形になる。
本種のような果実を偽果という。いずれの種も果実は食べられる。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
本属の仲間は、
イチゴ を掲載している。