NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名ハボタン(葉牡丹)
園芸(流通)名
別名
科アブラナ
属(和名属)ブラッシカ(アブラナ)
学名Brassica oleracea var. acephala
ラテン語読みブラッシカ・オレラケア(変種)アケファラ
英名Ornamental-leaved kale ,
英名Decorative kale , Ornamental kale ,
英名Flowering kale , Flowering cabbage

原産・分布地変種(親種はヨーロッパ
原産・分布地西・南部の海岸地帯に野生)
園芸上分類耐寒性二年草

 ハボタンは、野菜のケールが観賞用に改良された変種である。 ケールの原種となる植物は B. oleracea(B.オレラケア) でヨーロッパ西・南部の海岸地帯に野生していた。
 ハボタンは、耐寒性の二年草で、さまざまな色や形をもつロゼット葉を鑑賞する。花は白黄色である。
 日本には1778年に渡来したといわれ、初めオランダナとよばれた。以来冬期の観賞用に栽培されてきたが、 とくに積雪の少ない表日本がその鑑賞に適するため、この地域での園芸品種や系統が育成された。

ハボタンは現在、次の4系統に大別される。
【東京丸葉系(江戸ハボタン)】
  江戸時代から続くもっとも古い系統で、外側はキャベツに
 似た丸葉で、耐寒性と耐暑性があり、強健で栽培しやすい。
 最近は鮮明な園芸品種が作出され、花壇や鉢植えの利用が
 増加している。
【名古屋ちりめん系】
  ちりめんとケールの縮れ葉の品種から作り出されたといわれ、
 着色したものは華やかさがあって、とくに関西では人気が高い。
【大阪丸葉系】
  葉縁が少し波状を呈する名古屋ちりめん系との中間型で、
 比較的着色は早くて色彩の鮮明なものが多い。
【さんご系】
  ロシアのケールと従来の丸葉系との1代交配種で、切れ葉に
 なる特徴をもった新型ハボタンである。耐寒性に優れ、抽だい
 が遅いため、冬期から春先まで長期間にわたって観賞できる。

[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、
     花の名前( 植村猶行監修:NHK出版 )]

 三枚目(左上)は、春になって花が咲いたハボタンである。 アブラナ属のナノハナによく似た黄色の花を咲かせる。

 本属の仲間は、  ナノハナ 、  カリフラワー 、
 ブロッコリ 、  ミズナ  を掲載しており、ハボタン以外は
 食用に供する。


1・2枚目画像撮影日:2004.12.04
  3枚目画像撮影日:2008.04.06
  4枚目画像撮影日:2006.12.24

2015.08.05 First making day [6h/61ha/241500]
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