NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名(無し)
園芸(流通)名アップルゼラニウム
別名
科フウロソウ
属(和名属)ペラルゴニウム(テンジクアオイ)
学名Pelargonium odoratissimum
ラテン語読みペラルゴニウム・オドラティッシムム
英名Apple geranium
原産・分布地南アフリカのケープ、ナタール、
原産・分布地トランスバール地方に分布
園芸上分類常緑多年草

 アップルゼラニウムは、南アフリカのケープ、ナタール、トランスバール地方に分布する。
 丈の低い常緑多年草で、短い枝を出して広がり、地下にはいくらか塊根状になった根がある。
 円形に近い葉は径3~4㎝になり、心脚で縁に不規則な切れ込みがある。
 茎頂に小形の花を3~10個つける。花弁は小さく、長楕円形で白色で、上側2花弁は赤色の条斑が入る。
 リンゴに似た芳香をもつため、別名アップルゼラニウムとよばれる。芳香植物として栽培されている。

 ペラルゴニウム属は、約280種からなり、おもに南アフリカに自生しているが、ほかにもマダガスカル、 熱帯アフリカ、シリア、オーストラリアなどに分布し、一部はインド洋上の小島にも見られる。
 古くはフウロソウ属に分類され、葉の形からアオイ科の植物とされていた。 そのため園芸上はゼラニウムとよばれ、和名がテンジクアオイとよばれている。

 フウロソウ属は放射相称花で、5枚の花弁は同形であるが、ペラルゴニウム属は左右相称花で、 上の2枚の花弁と下の3枚の花弁は形が違い、同形ではない。

 ペラルゴニウム属の植物は一年草、多年草または低木からなる。
 葉は長い葉柄をもち、全縁または鋸歯縁であるが、深裂葉やへ羽状複葉になるものもあり、 多くが有毛である。ふつう托葉がある。
 花は茎頂または上部の葉腋から出る花茎につき、散形花序をなす。萼片は5個あり、 花柄に癒着して伸びる距状の密管を有する。
 花弁は5(まれに4または2)枚ある。雄しべは10個あるが、そのうち5~7個が稔性で、 ほかは花糸のみとなる。果実は5室からなる。
[ 引用 : 園芸植物大事典 (塚本洋太郎総監修:小学館発行) ]

 本属の仲間は、  ペラルゴニウム 、  ゼラニウム 、  フイリバゼラニウム 、  ジンジャーゼラニウム 、  モミジバゼラニウム
 などを掲載している。

1・2枚目画像撮影日:2005.01.10

2015.02.05 First making day [1a/11a/103800]
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