NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名アメリカフウロ(アメリカ風露)
園芸(流通)名
別名
科フウロソウ
属(和名属)ゲラニウム(フウロソウ)
学名Geranium carolinianum
ラテン語読みゲラニウム・カロライニアヌム
英名Carolina geranium
原産・分布地北アメリカ原産
園芸上分類一年草


 アメリカフウロは、北アメリア原産であるが、日本に広く帰化し水田周辺に多く分布している。
 花は、花枝に2~6個つく。花弁は淡紅色からほとんど白で長さ5㎜でよく結実し、 二枚目のような直立した実をつける。
 三枚目の画像のように茎はしばしば赤みを帯びる。葉が赤みを帯びるものもある。

 フウロソウ属は、フウロソウ連に属し、園芸上はペラルゴニウムを含む広義に 用いられる場合もあったが、植物学上は別属とされる。
 世界に広く分布し、約400種が知られ、熱帯では高山に生える。
 草本または茎が肥厚して半低木状になる。茎の節は肥厚する。
 下部の葉は長い柄がある。葉身は掌状または3裂状である。
 萼片は5個である。花弁は5枚で同大である。雄しべは10個で、 外側5個は花弁に、内側5個は萼片につき、基部に密腺がある。
 子房は5裂し、分果は弓状に曲がる。

 フウロソウ属は、習性からすると次の4群に分けられる。
 ① ヒメフウロ群 ………… 一年草でユーラシアに分布する。
 ② フウロソウ群 ………… 多年草でユーラシアを中心に世界に広く分布する。
 ③ アンデスフウロ群 …… 多年草で茎は太く短く、多肉化する。南アメリカの山地に分布する。
 ④ ハワイフウロ群 ……… 半低木~低木でハワイに分布する。
 栽培されるのは主としてフウロソウ群のものである。ヒメフウロ群のものは雑草として帰化している。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )、 野の花(著者-木原浩:㈱山と渓谷社出版)]

 本属の仲間は、  アケボノフウロ 、  ヒメフウロ 、  ゲンノショウコ  などを掲載している。

1枚目画像撮影日:2007.05.02
2枚目画像撮影日:2004.05.15
3枚目画像撮影日:2004.09.17

2015.02.05 First making day [1a/11a/105700]
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