ヒメフウロ(姫風露)
シオヤキフウロ(塩焼き風露)
フウロソウ
ゲラニウム(フウロソウ)
Geranium robertianum
ゲラニウム・ロベルティアヌム
Herb Robert , Red robin
ユーラシア大陸に分布
一・二年草
シオヤキフウロ(塩焼き風露)
フウロソウ
ゲラニウム(フウロソウ)
Geranium robertianum
ゲラニウム・ロベルティアヌム
Herb Robert , Red robin
ユーラシア大陸に分布
一・二年草
ヒメフウロは、ユーラシア大陸に広く分布する一・二年草で、
日本では伊吹山、四国剣山などの石灰岩地にわずかに見られる。
また北アメリカ、南アメリカに帰化している。乾いた礫質(れきしつ)
の土地に生え、ヨーロッパでは鉄道線路のバラス上によく見られる。
高さ10~15㎝で茎、葉柄などは紫褐色を帯び、腺質の軟毛がある。
茎は横広がりになって上部が立ち上がる。
全株軟弱で、ある種のにおいがある。
葉は3裂し、裂片は羽状に深く裂ける。
花は長い柄の先に2個ずつつき、淡紅色で径8~12㎜と小さい。
フウロウソウ属は、フウロソウ連に属し、園芸上はペラルゴニウムを含む
広義に用いられる場合もあったが、植物学上は別属とされる。
世界に広く分布し、約400種が知られ、熱帯では高山に生える。
草本または茎が肥厚して半低木状になる。茎の節は肥厚する。
下部の葉は長い柄がある。葉身は掌状または3裂状である。
萼片は5個である。花弁は5枚で同大である。雄しべは10個で、
外側5個は花弁に、内側5個は萼片につき、基部に密腺がある。
子房は5裂し、分果は弓状に曲がる。
習性からすると次の4群に分けられる。
① ヒメフウロ群…………一年草でユーラシアに分布する。
② フウロソウ群…………多年草でユーラシアを中心に世界に広く分布する。
③ アンデスフウロ群……多年草で茎は太く短く、多肉化する。南アメリカの山地に分布する。
④ ハワイフウロ群………半低木~低木でハワイに分布する。
栽培されるのは主としてフウロソウ群のものである。
ヒメフウロ群のものは雑草として帰化している。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]
本属の仲間は、
アケボノフウロ 、
アメリカフウロ 、
ゲンノショウコ
などを掲載している。